“華胥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かしょ71.4%
くわしよ14.3%
ねむり14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるいは夜間睡魔をふせぐためか、または心地よく華胥かしょの国に遊ぶために、すなわちこれをわが国の言葉でいえば、「おとぎ」のために語られるのであるから
『グリム童話集』序 (新字新仮名) / 金田鬼一(著)
其夜自分は早くから臥床ふしどに入つたが、放火の主犯者が死んで了つたといふ考へと、連夜眠らなかつた疲労つかれとは苦もなく自分を華胥くわしよに誘つて、自分は殆ど魂魄たましひを失ふばかりに熟睡して了つた。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
坂口はやが華胥ねむりの国に落ちて了った。
P丘の殺人事件 (新字新仮名) / 松本泰(著)