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華胥
ふりがな文庫
“華胥”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かしょ
71.4%
くわしよ
14.3%
ねむり
14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かしょ
(逆引き)
あるいは夜間睡魔をふせぐためか、または心地よく
華胥
(
かしょ
)
の国に遊ぶために、すなわちこれをわが国の言葉でいえば、「おとぎ」のために語られるのであるから
『グリム童話集』序
(新字新仮名)
/
金田鬼一
(著)
華胥(かしょ)の例文をもっと
(5作品)
見る
くわしよ
(逆引き)
其夜自分は早くから
臥床
(
ふしど
)
に入つたが、放火の主犯者が死んで了つたといふ考へと、連夜眠らなかつた
疲労
(
つかれ
)
とは苦もなく自分を
華胥
(
くわしよ
)
に誘つて、自分は殆ど
魂魄
(
たましひ
)
を失ふばかりに熟睡して了つた。
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
華胥(くわしよ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ねむり
(逆引き)
坂口は
軈
(
やが
)
て
華胥
(
ねむり
)
の国に落ちて了った。
P丘の殺人事件
(新字新仮名)
/
松本泰
(著)
華胥(ねむり)の例文をもっと
(1作品)
見る
“華胥”の解説
華胥(かしょ)は中国に伝わる伝説上の国。華胥国、華胥氏とも書かれる。
西北の果ての地にあるとされ、全てが自然のままで為政者は無く、人々に欲望も無く、とても長寿であるという。三皇五帝のひとりとして中国神話で語られる伏羲の母は、この華胥の人であったとされている。黄帝が夢の中でこの国をおとずれ、その様子に感じ入り、自らの政治の規範としたといい、この伝説は「華胥の夢」という故事成語になっている。
(出典:Wikipedia)
華
常用漢字
中学
部首:⾋
10画
胥
漢検1級
部首:⾁
9画
“華”で始まる語句
華奢
華
華美
華魁
華麗
華々
華厳
華表
華車
華客
“華胥”のふりがなが多い著者
柴田流星
松本泰
金田鬼一
辻潤
井上円了
田山花袋
泉鏡花