“くわしよ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
禾黍50.0%
華胥50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
石敢当も亦実在の人物ならず、無何有郷裡むかいうきやうりの英雄なるべし。もし又更に大方おほかたの士人、石敢当の出処を知らんと欲せば、秋風禾黍くわしよを動かすの辺、孤影蕭然たる案山子かかしに問へ。
八宝飯 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
其夜自分は早くから臥床ふしどに入つたが、放火の主犯者が死んで了つたといふ考へと、連夜眠らなかつた疲労つかれとは苦もなく自分を華胥くわしよに誘つて、自分は殆ど魂魄たましひを失ふばかりに熟睡して了つた。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)