“辺幅”のいろいろな読み方と例文
旧字:邊幅
読み方割合
へんぷく80.0%
やうだい10.0%
ようだい10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
気の毒がり今少し辺幅へんぷくを整えるようにふうする者があったけれども耳にもかけなかったそして今もなお門弟達が彼を「お師匠さん」と呼ぶことを
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
案内して是より直に汝が家へ老衲を連れて行ては呉れぬか、とすこし辺幅やうだいを飾らぬ人の、義理すぢみち明かに言葉渋滞しぶりなく云ひたまへば、十兵衞満面に笑を含みつゝ米くごとく無暗に頭を下げて、はい、唯
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
案内してこれよりすぐに汝が家へ老衲を連れて行てはくれぬか、とすこしも辺幅ようだいを飾らぬ人の、義理すじみち明らかに言葉渋滞しぶりなく云いたまえば
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)