“いずかた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
何方92.0%
何処4.0%
孰方4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「俺はこちらに縁辺もなし、訪ねてやる知人しりびととてもない。ま、留守は俺がしているから、今夜が最後だ、何方いずかたへなりとも行ってこられい」
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
腹にたして後はまた何処いずかたへか消え去るなり。
妖僧記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
娘の姿は、次第に橋をへだたって、大きく三日月なりに、音羽の方から庚申塚こうしんづかへ通う三ツ角へ出たが、曲って孰方いずかたへも行かんとせず。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)