“いづち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
何地40.0%
何方40.0%
何処20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『こはうつゝとも覺え候はぬものかな。扨も屋島をば何としてのがれ出でさせ給ひけん。當今あめが下は源氏のせいちぬるに、そも何地いづちを指しての御旅路おんたびぢにて候やらん』
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
何方いづちにけむ、思ひして惱みし我もうら解けぬ。
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
然るに、巻十四、東歌あずまうたの挽歌の個処に、「かなし妹を何処いづち行かめと山菅やますげ背向そがひ宿しく今し悔しも」(三五七七)というのがあり、二つ共似ているが、巻七の方が優っている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)