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何方
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いづち
ふりがな文庫
“
何方
(
いづち
)” の例文
「霞ゐる富士の
山傍
(
やまび
)
に我が
来
(
き
)
なば
何方
(
いづち
)
向きてか妹が嘆かむ」(巻十四・三三五七)の、「我が来なば」も、「我が行かば」という意になるのである。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
何方
(
いづち
)
去
(
い
)
にけむ、思ひ
屈
(
く
)
して惱みし我も
心
(
うら
)
解けぬ。
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
この巻に、「霞ゐる富士の
山傍
(
やまび
)
に我が来なば
何方
(
いづち
)
向きてか妹が歎かむ」(三三五七)の例がある。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
「くれぐれと」は、「
闇闇
(
くれくれ
)
と」で、心おぼろに、おぼつかなく、うら悲しく等の意である。この歌の前に、「
欝
(
おぼほ
)
しく
何方
(
いづち
)
向きてか」というのがあるが、その「おぼほしく」に似ている。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
何
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
“何方”で始まる語句
何方様
何方付
何方側
何方樣
何方迄