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箇処
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かしょ
ふりがな文庫
“
箇処
(
かしょ
)” の例文
旧字:
箇處
そこには二三
箇処
(
かしょ
)
にヤッチャ
場
(
ば
)
があってそれぞれ人を集めていた。政雄の目についたのはシャツを売る店であった。シャツ売の商人は、大きな声で
喚
(
わめ
)
いていた。
女の怪異
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
例へば奈良一
箇処
(
かしょ
)
につきていはんに、
春日
(
かすが
)
社、廻廊の燈籠、若草山、南大門、興福寺、
衣掛柳
(
きぬかけやなぎ
)
、二月堂等は最も春に適し、三笠山のつづき、または春日社内より
手向山
(
たむけやま
)
近辺の
木立
(
こだち
)
俳諧大要
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
その小径には中程に一
箇処
(
かしょ
)
、あがりきった処に一箇処の街燈があった。務の頭の中は死を追う焦慮と、妻子を
遺
(
のこ
)
して死んで往く悲しみと、
脚下
(
あしもと
)
をすくわれたような恨みで混乱していた。
白っぽい洋服
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
箇
常用漢字
中学
部首:⽵
14画
処
常用漢字
小6
部首:⼏
5画
“箇”で始まる語句
箇
箇所
箇様
箇条
箇月
箇々
箇人
箇樣
箇程
箇条書