“箇人”の読み方と例文
読み方割合
こじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一体誰が誰を葬るのか、文壇が葬むるのか、世間が葬むるのか、文壇なら、世間なら、そんなものには、箇人を葬る資格がない。
解脱非解脱 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
母の亡くなった、私はできるだけ妻を親切に取り扱ってやりました。ただ、当人を愛していたからばかりではありません。私の親切には箇人を離れてもっと広い背景があったようです。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「神あり、理想あり、然れどもこれ皆自然より小なり。主義あり、空想あり、然れども皆自然より大ならず。何を以てかくいふと問ふ者には、自分は箇人の先天的解剖をすゝめようと思ふ」
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)