“個中”の読み方と例文
読み方割合
こちゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
成敗を度外において、白雲の自然にを出でて冉々たるごとき心持ちで一局を了してこそ、個中はわかるものだよ
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それが一番合理的な推測で、現に僕もあの林のなかでまず辰子に逢い、それからあの教員に出逢ったのから考えても、個中の消息が窺われるように思われる。
こま犬 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
自然にうつくしき性格を発揮するの機会を待たずして、無理矢理に自己の趣味観をうのを笑うのである。真に個中の消息を解し得たるものの嗤うはその意を得ている。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)