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個中
ふりがな文庫
“個中”の読み方と例文
読み方
割合
こちゅう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こちゅう
(逆引き)
成敗
(
せいはい
)
を度外において、白雲の自然に
岫
(
しゅう
)
を出でて
冉々
(
ぜんぜん
)
たるごとき心持ちで一局を了してこそ、
個中
(
こちゅう
)
の
味
(
あじわい
)
はわかるものだよ
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それが一番合理的な推測で、現に僕もあの林のなかでまず辰子に逢い、それからあの教員に出逢ったのから考えても、
個中
(
こちゅう
)
の消息が窺われるように思われる。
こま犬
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
自然にうつくしき性格を発揮するの機会を待たずして、無理矢理に自己の趣味観を
衒
(
てら
)
うの
愚
(
ぐ
)
を笑うのである。真に
個中
(
こちゅう
)
の消息を解し得たるものの嗤うはその意を得ている。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
個中(こちゅう)の例文をもっと
(3作品)
見る
個
常用漢字
小5
部首:⼈
10画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“個”で始まる語句
個
個所
個人
個性
個条
個処
個々
個躰
個奴
個個
“個中”のふりがなが多い著者
夏目漱石
岡本綺堂