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ちうりう
北八は、にやり/\、
中流に
至る
頃ひ
一錢蒸汽の
餘波來る、ぴツたり
突伏して
了ふ。
危えといふは
船頭の
聲、ヒヤアと
肝を
冷す。
武矦、
西河に
浮びて
下る、
中流にして
顧みて
呉起に
謂つて
曰く、『
美なる
哉乎、
山河の
固め、
此れ
魏國の
寶也』と。
起、
對へて
曰く、『((國ノ寶ハ))
徳に
在りて
險に
在らず。 ...
……で、すこし
岸をさがつた
處で、
中流へ
掛渡した
歩板を
渡ると、
其處に
木小屋の
柱ばかり、
圍の
疎い「
獨鈷の
湯。」がある。
榎の
枝からは
時々はら/\と
雫が
落ちる、
中流へ
太陽がさして、みつめて
居るとまばゆいばかり。
うつぶしに
倒れけるが——と
本文にある
処、
講釈の
即ち
足羽川中流の
石なのであるが、
比較して
言ふまでもなく、
此の
方が
自然で、
且つ
変化の
此の
座頭だけに、
観音堂に
近い
処で