“ぎよぞく”の漢字の書き方と例文
語句割合
魚族100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天涯(てんがい)渺茫(べうぼう)たる絶海(ぜつかい)の魚族(ぎよぞく)は、漁夫(ぎよふ)の影(かげ)などは見(み)た事(こと)もないから、釣(つ)れるとか釣(つ)れぬとかの心配(しんぱい)は入(い)らぬ、けれど餘(あま)りに巨大(きよだい)なるは
けれど汝(そち)は卑(いや)しくも魚族(ぎよぞく)の王(わう)の、此(こ)の父(ちゝ)が世(よ)をさつたらばその後(あと)を嗣(つ)ぐべき尊嚴(たうと)い身分(みぶん)じや。决(けつ)して輕々(かろ/″\)しいことをしてはならない。よいか
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
かれ足(あし)無(なく)して地をはしり、倒(たふ)れてふたゝび起(おき)ざるなど、魚族(ぎよぞく)中比(たぐ)ふべきものなきは奇魚(きぎよ)といふべし。
此(この)魚族(ぎよぞく)は、極(きわ)めて性質(せいしつ)の猛惡(まうあく)なもので、一時(いちじ)に斯(か)く押寄(おしよ)せて來(き)たのは、疑(うたがひ)もなく、吾等(われら)を好(よ)き餌物(えもの)と認(みと)めたのであらう。私(わたくし)も其(その)群(ぐん)を見(み)て忽(たちま)ち野心(やしん)が起(おこ)つた。
海中(かいちう)の魚族(ぎよぞく)にも、優勝劣敗(ゆうしやうれつぱい)の數(すう)は免(まぬ)かれぬと見(み)へ、今(いま)小(ちいさ)い沙魚(ふか)の泳(およ)いで居(を)つた波(なみ)の底(そこ)には、驚(おどろ)く可(べ)き巨大(きよだい)の一尾(び)が居(を)りて、稻妻(いなづま)の如(ごと)く躰(たい)を跳(をど)らして、只(たゞ)一口(くち)に私(わたくし)の釣(つり)ばりを呑(の)んでしまつたのだ。