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酷
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ひ
ふりがな文庫
“
酷
(
ひ
)” の例文
君の妹さんに何か購ってあげたいと言った私を、一
言
(
ごん
)
のもとに断った萩原は佐藤にはあよしよしと妹さんをよめにやったことは、何と言っても私へのあつかいは、あまりに
酷
(
ひ
)
どすぎていた。
わが愛する詩人の伝記(三):――萩原朔太郎――
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
盲目
(
めくら
)
も
有繋
(
まさか
)
お
袋
(
ふくろ
)
だから
畸形
(
かたわ
)
に
成
(
な
)
つちや
他人
(
ひと
)
の
處
(
とこ
)
なんぞよりやえゝと
思
(
おも
)
つたんでがせうね、さうしたらお
内儀
(
かみ
)
さん
盲目
(
めくら
)
が
錢
(
ぜに
)
叩
(
はた
)
いつちやつたら
又
(
また
)
打棄
(
うつちや
)
つて、
聞
(
き
)
いて
見
(
み
)
ちや
酷
(
ひ
)
でえ
噺
(
はなし
)
なのせ
本當
(
ほんたう
)
に
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「
酷
(
ひ
)
、
酷
(
ひど
)
うござんすね……旦那、ア
痛々
(
たた
)
、」
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
酷
(
ひ
)
でえ
阿魔
(
あま
)
だ、
夕飯
(
ゆふめし
)
も
何
(
なに
)
も
仕
(
し
)
やうありやしねえなんてな、
獨
(
ひと
)
りでぐうづ/″\
云
(
ゆ
)
つてな、そんで
與吉
(
よきち
)
こと
何遍
(
なんべん
)
も
迎
(
むけえ
)
に
遣
(
や
)
つてな、さうすつとあの
與吉
(
よきち
)
の
野郎
(
やらう
)
また、
今
(
いま
)
直
(
すぐ
)
に
饂飩
(
うどん
)
饗
(
ふるま
)
つてよこすとう
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
暫
(
しばら
)
く
目
(
め
)
が
不自由
(
ふじいう
)
で
別
(
べつ
)
に
小
(
ちひ
)
さく
作
(
つく
)
つて
隱居
(
いんきよ
)
してたんですが、
蚤
(
のみ
)
は
居
(
ゐ
)
た
容子
(
ようす
)
なんでがすね、一
度
(
ど
)
なんざあ
畑
(
はたけ
)
の
側
(
そば
)
で
叩
(
たて
)
えたら
其處
(
そこ
)
ら
通
(
とほ
)
つた
人
(
ひと
)
みんなぞよ/\
偃
(
は
)
ひ
上
(
あが
)
られて
酷
(
ひ
)
でえ
目
(
め
)
に
逢
(
あ
)
つたちんですから
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“酷”の意味
《形容動詞》
酷(ひど)い。厳(きび)しい。
(出典:Wiktionary)
酷
常用漢字
中学
部首:⾣
14画
“酷”を含む語句
苛酷
惨酷
残酷
酷似
酷烈
手酷
酷使
慘酷
冷酷
殘酷
小酷
酷待
真一酷
酷薄
峻酷
深酷
酷過
一酷
酷吏
酷熱
...