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速力
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そくりょく
ふりがな文庫
“
速力
(
そくりょく
)” の例文
また、あるときは、この
氷山
(
ひょうざん
)
が、まるで
蒸気機関
(
じょうききかん
)
のついている
氷
(
こおり
)
の
船
(
ふね
)
のように、
怖
(
おそ
)
ろしい
速力
(
そくりょく
)
で、
目
(
め
)
の
前
(
まえ
)
を
走
(
はし
)
ってゆくこともありました。
幽霊船
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
待て、どろぼう……そしてほかの人たちも
仲間
(
なかま
)
になって追っかけていた。けれどもわたしたちはどんどんかけた。
恐怖
(
きょうふ
)
がわたしたちの
速力
(
そくりょく
)
を進めた。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
強い南風が、カルマール
海峡
(
かいきょう
)
の上を吹いていて、ガンたちは、北へ北へと
押
(
お
)
しもどされました。それでもみんなは、
速力
(
そくりょく
)
をはやめて、ぐんぐん
陸地
(
りくち
)
のほうへ飛んでいきました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
その上を、
汽車
(
きしゃ
)
は
速力
(
そくりょく
)
をまして走っています。
ばかな汽車
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
見
(
み
)
ていると、
塔
(
とう
)
の
頂
(
いただき
)
の
空
(
そら
)
を
高
(
たか
)
く二、三
回
(
かい
)
もぐるぐるまわってから、
下
(
した
)
の
町
(
まち
)
の
方
(
ほう
)
へ、できるだけの
速力
(
そくりょく
)
で、
飛
(
と
)
び
去
(
さ
)
っていきました。
僕はこれからだ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
おおぜいの人が通り道をふさいでつかまえようとしているのも見えた。わたしたちは牛を
見失
(
みうしな
)
う気づかいはないと思ったので、すこし
速力
(
そくりょく
)
をゆるめた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
けれど、
河水
(
かわみず
)
は、
振
(
ふ
)
り
向
(
む
)
きもしませんでした。そして、いっそう
速力
(
そくりょく
)
をはやめて、
町
(
まち
)
の
間
(
あいだ
)
を
過
(
す
)
ぎていってしまったのです。
河水の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
よく
勘定
(
かんじょう
)
していたまえ、四十五分目に汽車は
連結点
(
れんけつてん
)
の近くで
速力
(
そくりょく
)
をゆるめる。そのときドアを開けてとびだしたまえ。左手の小山を登れば、われわれはそこに待っている。しつかりやれ。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
おじさんは、
町
(
まち
)
にはいる
時分
(
じぶん
)
から、かけていた、
黒
(
くろ
)
い
眼鏡
(
めがね
)
を、はずしました。
道
(
みち
)
の
右
(
みぎ
)
がわや、
左
(
ひだり
)
がわを
見
(
み
)
ながら、
車
(
くるま
)
は、しばらく、
速力
(
そくりょく
)
をゆるくして、いきました。
どこかで呼ぶような
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
でもわたしがありったけの
速力
(
そくりょく
)
で、
競争
(
きょうそう
)
しても、その
怪物
(
かいぶつ
)
はずんずん追いぬこうとしていた。もう後ろをふり返る
必要
(
ひつよう
)
はなかった。それがわたしのすぐ
背中
(
せなか
)
にせまっていることはわかっていた。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
オート三
輪車
(
りんしゃ
)
には、
黒
(
くろ
)
い
眼鏡
(
めがね
)
をかけた、おじさんが
乗
(
の
)
っていました。きゅうに、
速力
(
そくりょく
)
をゆるめると
どこかで呼ぶような
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
数分間たった。汽笛が鳴って
速力
(
そくりょく
)
がゆるんだ。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
主人
(
しゅじん
)
の
頭
(
あたま
)
の
中
(
なか
)
には、この
瞬間
(
しゅんかん
)
、すさまじい
速力
(
そくりょく
)
で、さまざまな
考
(
かんが
)
えが
回転
(
かいてん
)
しました。
深山の秋
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして、なにを
思
(
おも
)
ったか、
急
(
きゅう
)
に
速力
(
そくりょく
)
をゆるめ、ふり
向
(
む
)
いて、ペスを
見
(
み
)
ながら
さか立ち小僧さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして、
見
(
み
)
ていると、その
速力
(
そくりょく
)
がしだいにゆるくなってきて、
彼
(
かれ
)
が、あまりのふしぎに、
胸
(
むね
)
をとどろかしながら
見
(
み
)
ていると、すぐ
前
(
まえ
)
にきたときに、まったく
汽車
(
きしゃ
)
はとまってしまったのでした。
窓の下を通った男
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“速力”の意味
《名詞》
速度。速さ。スピード。
(出典:Wiktionary)
速
常用漢字
小3
部首:⾡
10画
力
常用漢字
小1
部首:⼒
2画
“速”で始まる語句
速
速度
速水
速舟
速歩
速見
速吸
速贄
速不台
速須佐之男