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落附
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おちつ
ふりがな文庫
“
落附
(
おちつ
)” の例文
用
(
もち
)
ひて
浮々
(
うき/\
)
とせし
樣子
(
やうす
)
に
扨
(
さて
)
は
眞
(
まこと
)
に
悔悟
(
くわいご
)
して
其心
(
そのこゝろ
)
にもなりぬるかと
落附
(
おちつ
)
くは
運平
(
うんぺい
)
のみならず
内外
(
うちと
)
のものも
同
(
おな
)
じこと
少
(
すこ
)
し
枕
(
まくら
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
乾燥
(
かんさう
)
して
居
(
ゐ
)
る
粉
(
こな
)
の
爲
(
ため
)
に
咽
(
む
)
せて
女房等
(
にようばうら
)
は
頻
(
しき
)
りに
咳
(
せき
)
をした。
彼等
(
かれら
)
は
驅
(
か
)
けおりて
手桶
(
てをけ
)
の
水
(
みづ
)
をがぶりと
飮
(
の
)
んで
漸
(
やうや
)
く
胸
(
むね
)
を
落附
(
おちつ
)
けた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
枯
(
か
)
れた、
落附
(
おちつ
)
いた
調子
(
ちょうし
)
でそう
言
(
い
)
って、
老
(
お
)
いたる
妖精
(
ようせい
)
はつくづくと
私
(
わたくし
)
の
顔
(
かお
)
を
打
(
う
)
ちまもるのでございました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
人の心のとかく
落附
(
おちつ
)
かぬ頃、御主人はお亡くなりで、よくお世話する人もなかったのでしょう。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
かへ
品
(
しな
)
をかふれど
袖
(
そで
)
の
涙
(
なみだ
)
晴
(
は
)
れんともせず
兎
(
と
)
もすれば
我
(
われ
)
も
倶
(
とも
)
にと
決死
(
けつし
)
の
素振
(
そぶり
)
に
油斷
(
ゆだん
)
ならず
何
(
なに
)
はしかれ
命
(
いのち
)
ありての
物
(
もの
)
だねなり
娘
(
むすめ
)
の
心
(
こゝろ
)
落附
(
おちつ
)
かすに
若
(
し
)
くはなしと
押
(
お
)
しては
婚儀
(
こんぎ
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
おつたは
少
(
すこ
)
し
慌
(
あわ
)
てた
樣
(
やう
)
に
然
(
しか
)
も
成
(
な
)
るべく
落附
(
おちつ
)
かうと
勉
(
つと
)
めつゝ
噺
(
はなし
)
を
外
(
そら
)
した。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
落
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
附
常用漢字
中学
部首:⾩
8画
“落”で始まる語句
落
落胆
落着
落魄
落葉松
落人
落葉
落籍
落付
落語家