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置忘
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おきわす
ふりがな文庫
“
置忘
(
おきわす
)” の例文
友人
(
いうじん
)
曰
(
いはく
)
、我が
親
(
した
)
しき者
隣
(
となり
)
村へ
夜話
(
よばなし
)
に
往
(
ゆき
)
たる
皈
(
かへ
)
るさ、
途
(
みち
)
の
傍
(
かたはら
)
に
茶鐺
(
ちやがま
)
ありしが、頃しも夏の事也しゆゑ、
農業
(
のうげふ
)
の人の
置忘
(
おきわす
)
れたるならん、さるにても
腹
(
はら
)
悪
(
あし
)
きものは
拾
(
ひろ
)
ひ
隠
(
かく
)
さん
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
……
軒
(
のき
)
も
門
(
かど
)
も
傾
(
かたむ
)
いて、
破廂
(
やれびさし
)
を
漏
(
も
)
る
月影
(
つきかげ
)
に
掛棄
(
かけす
)
てた、
杉
(
すぎ
)
の
葉
(
は
)
が、
現
(
げん
)
に
梟
(
ふくろふ
)
の
巣
(
す
)
のやうに、がさ/\と
釣下
(
つりさが
)
つて、
其
(
そ
)
の
古
(
ふる
)
びた
状
(
さま
)
は、
大津繪
(
おほつゑ
)
の
奴
(
やつこ
)
が
置忘
(
おきわす
)
れた
大鳥毛
(
おほとりげ
)
のやうにも
見
(
み
)
える。
月夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
置忘
(
おきわす
)
れ小用に立し中
紛失
(
ふんじつ
)
仕まつりしにより諸所相
搜
(
さが
)
し候へども一向に見當り申さず
餘儀
(
よぎ
)
なく歸宅仕つりしところ其節私し妻の實母年回に付上新田村なる
無量庵
(
むりやうあん
)
の
大源和尚
(
だいげんをしやう
)
へ供養を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
へい/\
有難
(
ありがた
)
う
存
(
ぞう
)
じます、
何卒
(
どうぞ
)
頂戴致
(
ちやうだいいた
)
したいもので。姫「
少々
(
せう/\
)
控
(
ひか
)
へて
居
(
ゐ
)
や。「へい。
慌
(
あは
)
てゝ一
杯
(
ぱい
)
掻込
(
かつこ
)
み、
何分
(
なにぶん
)
窮屈
(
きうくつ
)
で
堪
(
たま
)
らぬから
泡
(
あは
)
を
食
(
く
)
つて
飛出
(
とびだ
)
したが、
余
(
あま
)
り
取急
(
とりいそ
)
いだので
莨入
(
たばこいれ
)
を
置忘
(
おきわす
)
れました。 ...
士族の商法
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
……
涼傘
(
ひがさ
)
を
置忘
(
おきわす
)
れたもの。……
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
置
常用漢字
小4
部首:⽹
13画
忘
常用漢字
小6
部首:⼼
7画
“置”で始まる語句
置
置炬燵
置去
置土産
置床
置文
置物
置屋
置処
置毒