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皆様
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みなさん
ふりがな文庫
“
皆様
(
みなさん
)” の例文
旧字:
皆樣
「
皆様
(
みなさん
)
お早う御座います」と挨拶するや、
昨日
(
きのう
)
まで
戸外
(
そと
)
に並べてあった炭俵が
一個
(
ひとつ
)
見えないので「オヤ炭は
何処
(
どっか
)
へ片附けたのですか」
竹の木戸
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
「そうですか、
皆様
(
みなさん
)
にもうかねてお
断
(
ことわり
)
がしてあるんだのに、何かこういう御心配をなさるから困るよ、ああ、とかく御婦人方は、」
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「銀子さん、
皆様
(
みなさん
)
は私の独身主義を
全然
(
まるで
)
砂原の心かの様に思つて下ださいますけれど、——
凡
(
すべ
)
ては神様が御承知です」梅子はハンケチもて眼を
掩
(
おほ
)
ひつ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
「どうです、
皆様
(
みなさん
)
、尾崎君もあんなに恐れ入つて恥かしがつてゐますから、まあ今日はこれで許してやりませう。」
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
『
皆様
(
みなさん
)
お上手よ。私なんか今迄余り加留多も取つた事がないもんですから、敗けて
許
(
ばつか
)
り。』と
嫣乎
(
につこり
)
する。ほつれた髪が頬に乱れてる
所為
(
せゐ
)
か、其顔が常よりも艶に見えた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
▼ もっと見る
馬「妙々梅と桜で六百出しゃ気儘か、宜しい…
皆様
(
みなさん
)
先へ入らっしゃい…じゃア婆さん
此金
(
これ
)
で」
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
皆様
(
みなさん
)
——諸君、此れから面白い手品を御覧に入れます。入場料は一人十銭です」
いたずら小僧日記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「先生、もう
皆様
(
みなさん
)
がお待ち兼ねですから、呼びにまいりました」
稀有の犯罪
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
不断、
皆様
(
みなさん
)
で可愛がってくれますし、お夏さんも
贔屓
(
ひいき
)
にして下すったもんだから、すぐにその何でさ、二階の座敷へ上りました。
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
学校時代の私は、銀子さん、貴女
能
(
よ
)
く
御存
(
ごぞんじ
)
下ださいますわねエ——
彼
(
あ
)
の一時バイロン流行の頃など、貴女を始め
皆様
(
みなさん
)
が
切
(
しき
)
りに恋をお語りなさいましたが
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
『休暇で帰るのに
見送
(
みおくり
)
なんか
為
(
し
)
て貰はなくツても
可
(
い
)
いと言つたのに、
態々
(
わざわざ
)
俥でやつて来てね。
麦酒
(
びーる
)
や水菓子なんか
車窓
(
まど
)
ン中へ抛り込んでくれた。
皆様
(
みなさん
)
に宜敷ツて言つてたよ。』
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
もうしお
父様
(
とっさま
)
、お
情
(
なさけ
)
ない事になりました、
生
(
うみ
)
の親より深い御恩を受けました上、
斯
(
こ
)
ういう事になりましたも
皆
(
み
)
な
私
(
わたくし
)
を
思召
(
おぼしめ
)
しての事でございますから、
皆様
(
みなさん
)
どうぞ代りに私を殺して
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「さ、これで
可
(
よ
)
し。
皆様
(
みなさん
)
、あちらで。」と手を
揮
(
ふ
)
ってのたまうを
好
(
よ
)
き
汐時
(
しおどき
)
と、いずれもするするはらはらと
裳
(
もすそ
)
を
捌
(
さば
)
きて御引取。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
阿母
(
おつかさん
)
は
兎
(
と
)
ても参つて
居
(
を
)
られないから、お
前方
(
まへがた
)
は阿母の代りまで勤めねばなりませんと申すので御座いますよ、ほんとに
皆様
(
みなさん
)
の御体が
御羨
(
おうらやま
)
しう御座いますことネ、ですから、
貴女
(
あなた
)
、婦人会の方などもネ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
まア勝つも
負
(
まけ
)
るも時の運次第でごろ/\砂の中へ転がって着物を
投
(
ほう
)
って貰い勝ったとか負けたとかいう処が愛敬じゃア、
然
(
そ
)
うして見れば
皆様
(
みなさん
)
の御贔屓を受けなければならん、貴方が勘弁して下されば
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
『ヤア、
皆様
(
みなさん
)
お揃ひですナ。』と、加藤から先づ声をかける。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「
皆様
(
みなさん
)
、これじゃ
耐
(
たま
)
らん。ちと
甲板
(
かんぱん
)
へお
出
(
い
)
でなさい。涼しくッてどんなに
心地
(
こころもち
)
が
快
(
いい
)
か知れん。」
取舵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
皆様
(
みなさん
)
が
御贔屓
(
ごひいき
)
だから
然
(
そ
)
う云って下さるんだよ
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私
(
わっし
)
もどうやらこうやら
皆様
(
みなさん
)
で
贔屓
(
ひいき
)
にして、五助のでなくッちゃあ
歯切
(
はぎれ
)
がしねえと、持込んでくんなさるもんだから、長年居附いて、
婆
(
ばば
)
どんもここで見送ったというもんだ。
註文帳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
皆様
(
みなさん
)
笑いごとじゃアありませんぜ、火に障るっていうのじゃアありませんか、ねえ御隠居。」
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
皆
常用漢字
中学
部首:⽩
9画
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
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皆様方