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白々
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しら/″\
ふりがな文庫
“
白々
(
しら/″\
)” の例文
震
(
ふる
)
はしアノ
白々
(
しら/″\
)
しいと
言
(
いふ
)
時
(
とき
)
長庵は
顏色
(
がんしよく
)
かへて五十兩には何事ぞや拙者は
更
(
さら
)
に
覺
(
おぼ
)
えなき大金を拙者に渡したなどとは
途方
(
とはう
)
も
無
(
なき
)
事を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
こんな筈ではないと思ふのだけれど、自分なんかの出る幕ぢやなかつたといふ、妙に
白々
(
しら/″\
)
とした気持が、この時はじめて彼女の頭をかすめた。
双面神
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
まだ
卯刻半
(
むつはん
)
過ぎ、火事場歸りの人足が漸く
疎
(
まば
)
らになつて、石垣の上は、
白々
(
しら/″\
)
と朝霜が殘つて居る頃です。
銭形平次捕物控:059 酒屋火事
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
工事
(
こうじ
)
の
場所
(
ばしよ
)
は
霞
(
かすみ
)
ヶ
浦
(
うら
)
に
近
(
ちか
)
い
低地
(
ていち
)
で、
洪水
(
こうずゐ
)
が一
旦
(
たん
)
岸
(
きし
)
の
草
(
くさ
)
を
沒
(
ぼつ
)
すと
湖水
(
こすゐ
)
は
擴大
(
くわくだい
)
して
川
(
かは
)
と
一
(
ひと
)
つに
只
(
たゞ
)
白々
(
しら/″\
)
と
氾濫
(
はんらん
)
するのを、
人工
(
じんこう
)
で
築
(
きづ
)
かれた
堤防
(
ていばう
)
が
僅
(
わづか
)
に
湖水
(
こすゐ
)
と
川
(
かは
)
とを
區別
(
くべつ
)
するあたりである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
醫道
(
いだう
)
の
表
(
おもて
)
から
申
(
まを
)
しますれば、
死
(
し
)
んだものを
生
(
い
)
きてゐるとして、
白々
(
しら/″\
)
しい
見立
(
みた
)
て
書
(
が
)
きで、
上
(
かみ
)
を
僞
(
いつは
)
るのは、
重
(
おも
)
い
罪
(
つみ
)
に
當
(
あた
)
りませうが、これもまア、五
萬
(
まん
)
三
千石
(
ぜんごく
)
の一
家中
(
かちう
)
を
助
(
たす
)
けると
思
(
おも
)
うていたしました。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
▼ もっと見る
階級
(
きざはし
)
に
白々
(
しら/″\
)
と
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
白睨
(
にら
)
み付
覺
(
おぼ
)
え無しとは
白々
(
しら/″\
)
しき
詐
(
いつは
)
りなり去月廿七日小篠堤權現堂の
藪蔭
(
やぶかげ
)
に於て穀屋平兵衞を
切殺
(
きりころ
)
し金百兩を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
放るゝ鳥の聲に夜は
白々
(
しら/″\
)
と明渡りければ女房お政は
徐々
(
そろ/\
)
と勝手に
立出
(
たちいで
)
麤朶
(
そだ
)
折
(
をり
)
くべて
飯
(
めし
)
の支度に
懸
(
かゝ
)
り文右衞門は
嗽
(
うがひ
)
などして
其所
(
そこ
)
らを
片付
(
かたづけ
)
偖
(
さて
)
飯
(
めし
)
も仕舞ければ是より文右衞門は又々馬喰町へ
行
(
ゆき
)
市之丞を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
々
3画
“白々”で始まる語句
白々地
白々敷
白々明