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瓦
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グラム
ふりがな文庫
“
瓦
(
グラム
)” の例文
膠の組成の分子量は大体分かっているので、その分子一個の目方も分かり、その値を計算してみると2.14×10
−22
瓦
(
グラム
)
となる。
墨流しの物理的研究
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
それよりも、今日父に五十
瓦
(
グラム
)
の輸血をしてあげて、交換にもらった五百円のその現金で買って来た李朝の皿のことで一ぱいでした。
落ちてゆく世界
(新字新仮名)
/
久坂葉子
(著)
その一方、大学に
懇請
(
こんせい
)
して、
火口底
(
かこうてい
)
に果してラジウム二百
瓦
(
グラム
)
が投げこまれてあるのかどうかを
検
(
しら
)
べて貰った。これは案外苦もなく分った。
鞄らしくない鞄
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ミミイ嬢はタヌの
叱責
(
しっせき
)
に廉恥心を感じ、一
夕
(
せき
)
、五合余りの牛乳と一〇〇
瓦
(
グラム
)
のバタを
嚥下
(
えんか
)
して、山のように積んだ臓品のそばで自殺してしまった。
ノンシャラン道中記:08 燕尾服の自殺 ――ブルゴオニュの葡萄祭り――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
安全
剃刀
(
かみそり
)
も、赤い理論も、毒
瓦斯
(
ガス
)
も何もかも、この一二〇〇
瓦
(
グラム
)
以上、一九〇〇
瓦
(
グラム
)
以下の蛋白質のカタマリから生み出されたものと確信し切っているのだ。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
「所が、此の事件には、ポルナで働いたチームケ教授は要らないのだよ。此処に散らばっている金泥全部を集めた所で、恐らく二百
瓦
(
グラム
)
とはあるまいからね」
夢殿殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
僕は一つには睡眠を得るために、また一つには病的に良心の
昂進
(
こうしん
)
するのを避けるために〇・五
瓦
(
グラム
)
のアダリン錠を
嚥
(
の
)
み、昏々とした眠りに沈んでしまった。……
死後
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
この書は、技法そのものについて、例えば新らしき芸術を作るには砂糖幾
瓦
(
グラム
)
、メリケン粉、塩何
匁
(
もんめ
)
、フライパンに入れて、といった風の調理法を説かなかった。
油絵新技法
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
十時頃から、二時間置きに人乳を五
瓦
(
グラム
)
ずつ与えることになった。乳は女医の人のを搾るのであった。それと共に薬もその前後に与えられた。間々には食塩水も与えられた。
生と死との記録
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
即ち僕は、色々な小説を読んで或は悲しみ、或は
憤
(
いきどお
)
り、或は嬉しい思いをして、その度毎に注射
針
(
しん
)
をもって、左の腕の静脈から五
瓦
(
グラム
)
ずつの血液を取って、実験をしたのだ。
恋愛曲線
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
十
瓦
(
グラム
)
ほどのカルモチン錠剤を嚥み下してみたり、遺書を残して行方を晦ましたり、常に何事かの騒音を惹起することに由つて、其の存在を認識せしめやうと企むかに見えた。
蝉:――あるミザントロープの話――
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
それまで赤彦君の息を断たせまいといふ主治医の念願であつた。そこで夕刻、リンゲル氏液五百
瓦
(
グラム
)
をも右側
大腿
(
だいたい
)
の内側に注入した。それから、息のあるうち写真も撮りたい。
島木赤彦臨終記
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
翌朝同室患者のファイエルマンが彼女の一日分五十
瓦
(
グラム
)
のパンの端から一切をきり乍ら
一九二九年一月――二月
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
その箱を裏返して見ますと、『このチョコレートは日本薬局方サントニン〇・〇五
瓦
(
グラム
)
海人草及び
石榴
(
ざくろ
)
皮を主剤とし外に各種の栄養剤を配合しその相乗作用により』
云々
(
うんぬん
)
と効能書が印刷してある。
ボロ家の春秋
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
翌七年はロザンゼルスでオリムピツクのあつた年であるが、その七月十五日の朝、彼女は眠から覚めなかつた。前夜十二時過にアダリンを服用したと見え、粉末二五
瓦
(
グラム
)
入の
瓶
(
びん
)
が空になつてゐた。
智恵子抄
(新字旧仮名)
/
高村光太郎
(著)
これが普通半径15
糎
(
センチ
)
の円形の墨膜に拡がるので、墨膜の一平方
糎
(
センチ
)
内にある墨の実質は大体2.72×10
−7
瓦
(
グラム
)
あることになる。
墨流しの物理的研究
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
例のラジウム二百
瓦
(
グラム
)
の入った鉄の箱が、この三原山の
噴火口
(
ふんかこう
)
の中に投げこんであると耳にしたもんだから、なんとかそれを取出そうと思ってね。
鞄らしくない鞄
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
生命
(
いのち
)
がけの練習しとるけになあ。……さあ作って来ました。六分ゲレンの一じゃからちょうど一プロの一
瓦
(
グラム
)
じゃ。相手が相手じゃけに相当利きまっしょう。さあ……
笑う唖女
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
前夜十二時過にアダリンを服用したと見え、粉末二五
瓦
(
グラム
)
入の瓶が空になっていた。彼女は童女のように円く肥って眼をつぶり口を閉じ、寝台の上に
仰臥
(
ぎょうが
)
したままいくら呼んでも揺っても眠っていた。
智恵子の半生
(新字新仮名)
/
高村光太郎
(著)
といい乍ら、腕の静脈から二
瓦
(
グラム
)
ばかりの血を試験管にとった。
犬神
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
同 二・〇〇 食塩水五〇〇
瓦
(
グラム
)
。生の
玉葱
(
たまねぎ
)
三個。
ノンシャラン道中記:02 合乗り乳母車 ――仏蘭西縦断の巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
ソーセージ 百
瓦
(
グラム
)
6к
日記:15 一九二九年(昭和四年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
墨の中に含まれている膠の量は約その中の六分の一くらいであるとすると、この場合の膠の量は4.5×10
−8
瓦
(
グラム
)
となる。
墨流しの物理的研究
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
この数日急に寒くなり、風邪をひいたらしく、ゆうべは熱が出、脈が多くなったので、アスピリン〇・五
瓦
(
グラム
)
をのんだ。
海野十三敗戦日記
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
生命の本源はこの千二百
瓦
(
グラム
)
、
乃至
(
ないし
)
、千九百瓦の蛋白質の
塊
(
かた
)
まりの中に宿っているのだ。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
同 六・〇〇 食塩水五〇〇
瓦
(
グラム
)
。生烏賊一匹。
ノンシャラン道中記:02 合乗り乳母車 ――仏蘭西縦断の巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
即ち墨汁の濃度を1.6×10
−5
ないし3.5×10
−6
瓦
(
グラム
)
立方
糎
(
センチ
)
くらいにして、前文の説明のようにツァイスの格外顕微鏡で粒子の数を算えた。
墨並びに硯の物理学的研究
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
人形がちょうどラジウム二百
瓦
(
グラム
)
の容器の上に来たとき、放射線の強さは最大となるから、そのとき悪漢一味は電波を出して、あの靴の下に仕掛けた浚渫機を働かせる。
鞄らしくない鞄
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
同 九・〇〇 食塩水五〇〇
瓦
(
グラム
)
。
ノンシャラン道中記:02 合乗り乳母車 ――仏蘭西縦断の巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
われわれの大気中には常に水蒸気が多少含まれていて、一立方
米
(
メートル
)
の空気中にある水蒸気の目方を
瓦
(
グラム
)
で表わし、これを湿量あるいは絶対湿度といっている。
雪
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
というわけは、わがゼムリヤ号に作用した巨大なる外力が毎平方
糎
(
センチ
)
に幾巨万
瓦
(
グラム
)
の圧力であったかについて詳細を知ることが出来ないために、われらの知らんと欲する答はまだ出ていないのだ。
地球発狂事件
(新字新仮名)
/
海野十三
、
丘丘十郎
(著)
圧力というのは、目方をそれが働いている面積で割ったものであるから、卵の目方が五十
瓦
(
グラム
)
しかないとしても、面積が零に近かったら、圧力は無限大となる。
立春の卵
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
ところが第七図に於てQが一
瓦
(
グラム
)
の時のDは約100×10
−7
糎
(
センチ
)
で、大体hと似た値である。
墨並びに硯の物理学的研究
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
この測定の直後、墨片を硝子の円板(直径1.4
糎
(
センチ
)
、厚さ0.6
糎
(
センチ
)
、重量3.1
瓦
(
グラム
)
)
墨並びに硯の物理学的研究
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
“瓦”の意味
《名詞》
かわら。屋根を葺くことに用いる建材。
(出典:Wiktionary)
“瓦”の解説
瓦(かわら、en: roof tiles)は、屋根葺きに用いられる代表的な建材である。
(出典:Wikipedia)
瓦
常用漢字
中学
部首:⽡
5画
“瓦”を含む語句
瓦礫
古瓦
煉瓦
赤煉瓦
瓦葺
煉瓦造
棟瓦
煉瓦壁
瓦斯
瓦解
瓦町
瓦斯灯
煉瓦建
瓦屋
瓦煎餅
石瓦
銅瓦
瓦斯暖炉
瓦舎
水素瓦斯
...