二月 日曜、二十日 朝のうち、婦人公論新年号、新聞の切りぬきなどをよんだ。東京に於る、始めての陪審裁判の記事非常に興味あり。同時に陪審員裁判長の応答、その他一種の好意を感じた。紋付に赤靴ばきの陪審員の正直な熱心さが感じられる例えばこんな質問 …
				| 著者 | 宮本百合子 | 
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 記録 手記 ルポルタージュ | 
| 初出 | 「宮本百合子全集 第十八巻」新日本出版社、1981(昭和56)年5月30日 | 
| 文字種別 | 新字新仮名 | 
| 読書目安時間 | 約23分(500文字/分) | 
| 朗読目安時間 | 約37分(300文字/分) |