『智恵子の半生（ちえこのはんしょう）』

妻智恵子が南品川ゼームス坂病院の十五号室で精神分裂症患者として粟粒性肺結核で死んでから旬日で満二年になる。私はこの世で智恵子にめぐりあったため、彼女の純愛によって清浄にされ、以前の廃頽生活から救い出される事が出来た経歴を持って居り、私の精神 …

著者	高村光太郎
ジャンル	文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約26分（500文字/分）
朗読目安時間	約43分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

亡（うしな） 却（かえっ） 嬰児（えいじ） 挙（こぞ） 斯（こ） 瓦（グラム） 頭蓋（ずがい） 牽制（けんせい） 焦躁（しょうそう） 病臥（びょうが） 若（も） 痕跡（こんせき） 真摯（しんし） 瞑目（めいもく） 破綻（はたん） 稽古（けいこ） 烈（はげ） 紐育（ニューヨーク） 耽溺（たんでき） 瀕（ひん） 肋膜（ろくまく） 臥（ふ） 湛（たた） 螺旋（らせん） 諦観（ていかん） 識（し） 軽佻（けいちょう） 遅蒔（おそまき） 遊蕩（ゆうとう） 陋巷（ろうこう） 青鞜（せいとう） 頗（すこぶ） 餞（はなむけ） 驀進（ばくしん） 鬱積（うっせき） 慟哭（どうこく） 一顆（いっか） 仰臥（ぎょうが） 偕（とも） 停頓（ていとん） 区劃（くかく） 同棲（どうせい） 喧伝（けんでん） 孔（あな） 尾鰭（おひれ） 廃頽（はいたい） 忽（たちま） 恢復（かいふく） 悉（ことごと） 惑溺（わくでき） 漸（ようや） 所謂（いわゆる） 撞着（どうちゃく） 斯（か） 曖昧（あいまい） 曾（かつ） 有（も） 朦朧（もうろう） 楯（たて） 歎（なげ） 波濤（はとう） 浄（きよ） 一途（いちず） 溌剌（はつらつ） 溷濁（こんだく）