“停頓”の読み方と例文
読み方割合
ていとん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
互にその仕事に熱中すれば一日中二人とも食事も出来ず、掃除も出来ず、用事も足せず、一切の生活が停頓ていとんしてしまう。
智恵子の半生 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)
病人を外科へ移す相談が停頓ていとんしているのは、実際はこの老婆一人が「うん」と云わないからなのだそうであるが、幸子が来てからも、一方では父親と母親
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
時代に敏感な者はとかく浅薄になる、自分に固執する者は停頓ていとんしがちである。先生はそのいずれでもない。
西田先生のことども (新字新仮名) / 三木清(著)