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熟練
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じゅくれん
ふりがな文庫
“
熟練
(
じゅくれん
)” の例文
もとより、これは、
別
(
べつ
)
な
運転手
(
うんてんしゅ
)
で、もっと
年
(
とし
)
をとった
熟練
(
じゅくれん
)
な
男
(
おとこ
)
でありました。その
汽車
(
きしゃ
)
には、
大臣
(
だいじん
)
とたくさんな
高等官
(
こうとうかん
)
が
乗
(
の
)
っていました。
白い影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
と、足もとの小石を三つ四つ拾いとったかと思うと、はるか、流れの中ほどをねらって、おそろしく
熟練
(
じゅくれん
)
した
礫
(
つぶて
)
を投げはじめた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
お父さんはパリではこの道にかけて
熟練
(
じゅくれん
)
のほまれの高い一人であった。それでその
季節
(
きせつ
)
にはほうぼうからたのまれて、うちにいることが少なかった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
味方は洞くつ内の案内を知らないという不利な点がありましたけれど、捕り物には
熟練
(
じゅくれん
)
したおまわりさんたちです。
妖怪博士
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
それに
規則的
(
きそくてき
)
にしかも
仕事
(
しごと
)
は
熟練
(
じゅくれん
)
してるから、
花前
(
はなまえ
)
がきてから二か月にして、
牛舎
(
ぎゅうしゃ
)
は一
変
(
ぺん
)
した
観
(
かん
)
がある、
主人
(
しゅじん
)
はもはやじゅうぶんに花前の変人なりをのみこんでるから
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
▼ もっと見る
この方たちのお母さんは一
昨年
(
さくねん
)
没
(
な
)
くなられました。ええ、ボートはきっと
助
(
たす
)
かったにちがいありません、なにせよほど
熟練
(
じゅくれん
)
な
水夫
(
すいふ
)
たちが
漕
(
こ
)
いで、すばやく船からはなれていましたから
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
大王は英語を使うことに
熟練
(
じゅくれん
)
して居りますが私はそういう具合に行かぬから、大王はネパール語、私はチベット語でブッダ・バッザラ師の通弁で自由にいろいろの話をして居りますと
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
ただ日ごろの
熟練
(
じゅくれん
)
によって、目は見えないが、手さぐりによって、この精巧なクイーン・メリー号の機関をかろうじてあやつっていること、したがって、メーターもゲージもよめないので
海底大陸
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
それは蝸牛の肉を
茹
(
ゆ
)
でて
軟
(
やわら
)
かくしたものを上等のバタと細かく
刻
(
きざ
)
んだ
薄荷
(
はっか
)
とをこね
合
(
あわ
)
せたものと一緒にして
殻
(
から
)
に詰めるだけのことである。
然
(
しか
)
しこの簡単な料理にもなかなか
熟練
(
じゅくれん
)
を要するという。
異国食餌抄
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
これには牛乳も何も入れないでよく
柔
(
やわらか
)
に
膨
(
ふく
)
れますが少し
熟練
(
じゅくれん
)
を要します。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
これは四人がボートをあやつる知識と、
熟練
(
じゅくれん
)
に欠けてるのを知っている富士男が、モコウにむこう川岸まで送りとどけるように命じたのだった。この命令をうけたとき、モコウは首を横にふった。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
まったく、
命
(
いのち
)
を
投
(
な
)
げ
出
(
だ
)
してするのでなければ、いくら
熟練
(
じゅくれん
)
をしても、
思
(
おも
)
いきって、できることではないのであります。
二人の軽業師
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それでこの
術
(
じゅつ
)
には
熟練
(
じゅくれん
)
していた。わたしはとび上がって、いちばん下のえだにとびついた。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
東西
(
とうざい
)
二人
(
ふたり
)
の、
名人
(
めいじん
)
の
軽業師
(
かるわざし
)
が、そろいもそろって、
芸
(
げい
)
を
仕損
(
しそ
)
じて
死
(
し
)
んだといううわさが、また一
時
(
じ
)
、
世間
(
せけん
)
を
騒
(
さわ
)
がしましたが、だれも、この
二人
(
ふたり
)
の
軽業師
(
かるわざし
)
が、
熟練
(
じゅくれん
)
しきっている
芸当
(
げいとう
)
を
二人の軽業師
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
三
人
(
にん
)
の
熟練
(
じゅくれん
)
した
坑夫
(
こうふ
)
が、
北
(
きた
)
の
遠
(
とお
)
い
島
(
しま
)
から、
呼
(
よ
)
ばれることになりました。
金が出ずに、なしの産まれた話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
熟
常用漢字
小6
部首:⽕
15画
練
常用漢字
小3
部首:⽷
14画
“熟練”で始まる語句
熟練工