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源吉
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げんきち
ふりがな文庫
“
源吉
(
げんきち
)” の例文
源吉
(
げんきち
)
は、
茫然
(
ぼうぜん
)
と
台風
(
たいふう
)
の
去
(
さ
)
っていった
跡
(
あと
)
の、はるかの
地平線
(
ちへいせん
)
をながめていると、
緑色
(
みどりいろ
)
の
空
(
そら
)
から、
龍夫
(
たつお
)
が、にっこりと
笑
(
わら
)
って
台風の子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「そんな嫌な事を言っておくれでない——、それはそうと、あれほど
此
(
この
)
邸の側へも寄らないようにと言って置くのに、
何
(
ど
)
うして潜り込んで来たのだえ、
源吉
(
げんきち
)
」
裸身の女仙
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
というのを口の中で
噛潰
(
かみつぶ
)
した、機関手の
源吉
(
げんきち
)
は、誰にいうともなく、あたりを見廻した。
鉄路
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
「
源吉
(
げんきち
)
」
竈の中の顔
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
「さあ、これが
話
(
はなし
)
をした
源吉
(
げんきち
)
さんのお
墓
(
はか
)
だ。お
国
(
くに
)
のためにつくした
村
(
むら
)
の
勇士
(
ゆうし
)
だ。みんなよくお
礼
(
れい
)
をいって
拝
(
おが
)
みなさい。」
村へ帰った傷兵
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
土地の御用聞、
三
(
み
)
つ
股
(
また
)
の
源吉
(
げんきち
)
が、子分の
安
(
やす
)
と一緒に飛んで来たのは、それから煙草三服ほどの後でした。
銭形平次捕物控:066 玉の輿の呪い
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
源吉
(
げんきち
)
は、
風
(
かぜ
)
の
比較的
(
ひかくてき
)
当
(
あ
)
たらない、
北窓
(
きたまど
)
の
戸
(
と
)
を
開
(
あ
)
けて
空
(
そら
)
を
仰
(
あお
)
ぐと、
地球
(
ちきゅう
)
が
動
(
うご
)
くように、
黒雲
(
くろくも
)
がぐんぐんと
流
(
なが
)
れている。
台風の子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
目白台で
睨
(
にら
)
みを利かしている顔の古い御用聞で、三つ股の
源吉
(
げんきち
)
という中年者ですが手に余るほどの大事件を背負い込んで、町方役人からさんざんに油を絞られ、フト二三年前
銭形平次捕物控:121 土への愛着
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ラジオは、
天気予報
(
てんきよほう
)
の
時間
(
じかん
)
に、
台風
(
たいふう
)
の
近
(
ちか
)
づいたことを
警告
(
けいこく
)
していました。
源吉
(
げんきち
)
は、
龍夫
(
たつお
)
のいた
時分
(
じぶん
)
のことを
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
した。なんで
彼
(
かれ
)
のいったことを
忘
(
わす
)
れよう。
台風の子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「玉の
輿
(
こし
)
の呪い」以来、平次の腕に心から推服している
三
(
み
)
つ
股
(
また
)
の
源吉
(
げんきち
)
は、このお小夜殺しをすっかり持て余してしまって、五日目には平次のところへ助け舟を求めに来たのでした。
銭形平次捕物控:104 活き仏
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ある
日
(
ひ
)
、
清作
(
せいさく
)
さんは、
村
(
むら
)
の
子供
(
こども
)
たちをつれて、
帰
(
かえ
)
ったら、かならずいこうと
思
(
おも
)
っていた、
源吉
(
げんきち
)
さんのお
墓
(
はか
)
へお
詣
(
まい
)
りをしました。そこは、
小高
(
こだか
)
い
山
(
やま
)
でありました。
村へ帰った傷兵
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
村
(
むら
)
の
源吉
(
げんきち
)
さんもシベリア
戦役
(
せんえき
)
にいって、
片腕
(
かたうで
)
をもがれたのだった。あの
時分
(
じぶん
)
、
自分
(
じぶん
)
はまだ
子供
(
こども
)
だったので、
源吉
(
げんきち
)
さんが
不具
(
かたわ
)
になって
帰
(
かえ
)
ってくると、おそろしがったものだ。
村へ帰った傷兵
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
源
常用漢字
小6
部首:⽔
13画
吉
常用漢字
中学
部首:⼝
6画
“源”で始まる語句
源
源氏
源三位頼政
源三位
源因
源八
源頼朝
源平
源氏名
源家