清書せいしよ)” の例文
むらひとはめい/\おもち竿さをさきにさしてそのいてべたり、子供こどものお清書せいしよけむりなかげこんで、たかそらにあがつてかみきれながめたりしました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
よつ其駁雑そのはくざつけづり、校訂かうてい清書せいしよし、豚児とんじ京水にゑがゝしめしもの三巻、書賈しよかこひおうじ老人につげゆるもつてしきしに、発販はつはん一挙いつきよして七百余部よぶひさげり。これより書肆しよし後編こうへんふ。
れでも學校がくかうへはゆきますか、お清書せいしよらばあねにもせてとれかられへことながし。
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
よつ其駁雑そのはくざつけづり、校訂かうてい清書せいしよし、豚児とんじ京水にゑがゝしめしもの三巻、書賈しよかこひおうじ老人につげゆるもつてしきしに、発販はつはん一挙いつきよして七百余部よぶひさげり。これより書肆しよし後編こうへんふ。
と、けむりとで、お清書せいしよたかくあがれば、それをいたもののがあがるとひました。まつえるけむりと一しよになつてお清書せいしよたかく、たかくあがつてくのは丁度ちやうどたこでもあげるのをるやうでした。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)