トップ
>
活地
>
いくぢ
ふりがな文庫
“
活地
(
いくぢ
)” の例文
向
(
むか
)
ふの
主人
(
しゆじん
)
もお
前
(
まへ
)
の
姿
(
すがた
)
を
褒
(
ほ
)
めて
居
(
ゐ
)
るさうに
聞
(
き
)
いたぞと、
録
(
ろく
)
でもなき
根
(
ね
)
すり
言
(
ごと
)
、
懶怠者
(
なまけもの
)
だ
懶怠者
(
なまけもの
)
だ、
我
(
お
)
れは
懶怠者
(
なまけもの
)
の
活地
(
いくぢ
)
なしだと
大
(
だい
)
の
字
(
じ
)
に
寐
(
ね
)
そべつて
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
上
(
あ
)
げませうの
約束
(
やくそく
)
でよこしたのなれども、
元來
(
もとより
)
くれられぬは
横着
(
わうちやく
)
ならで、
何
(
ど
)
うでも
爲
(
す
)
る
事
(
こと
)
のならぬ
活地
(
いくぢ
)
の
無
(
な
)
さ
故
(
ゆゑ
)
、
夫
(
そ
)
れは
思
(
おも
)
ひ
絶
(
た
)
つて
私
(
わたし
)
は
私
(
わたし
)
の
口
(
くち
)
を
濡
(
ぬ
)
らすだけに
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
血相かへて立あがるを、怪我でもしてはと抱きとむる女房、ざまを見ろ、此方には龍華寺の藤本がついて居るぞ、仕かへしには何時でも來い、薄馬鹿野郎め、弱虫め、腰ぬけの
活地
(
いくぢ
)
なしめ
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
仕
(
し
)
かへしには
何時
(
いつ
)
でも
來
(
こ
)
い、
薄馬鹿野郎
(
うすばかやらう
)
め、
弱虫
(
よはむし
)
め、
腰
(
こし
)
ぬけの
活地
(
いくぢ
)
なしめ、
歸
(
かへ
)
りには
待伏
(
まちぶ
)
せする、
横町
(
よこてう
)
の
闇
(
やみ
)
に
氣
(
き
)
をつけろと三五
郎
(
らう
)
を
土間
(
どま
)
に
投出
(
なげだ
)
せば、
折
(
をり
)
から
靴音
(
くつおと
)
たれやらが
交番
(
かうばん
)
への
注進
(
ちうしん
)
今
(
いま
)
ぞしる
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
何
(
ど
)
うで
我
(
お
)
れは
此樣
(
このやう
)
な
活地
(
いくぢ
)
なし、
馬車
(
ばしや
)
は
思
(
おも
)
ひも
寄
(
よ
)
らぬ
事
(
こと
)
、
此後
(
このご
)
辻車
(
つぢぐるま
)
ひくやら
知
(
し
)
れた
物
(
もの
)
で
無
(
な
)
ければ、
今
(
いま
)
のうち
身
(
み
)
の
納
(
おさま
)
りを
考
(
かんが
)
へて、
利口
(
りこう
)
で
物
(
もの
)
の
出來
(
でき
)
る、
學者
(
がくしや
)
で
好男子
(
いろをとこ
)
で、
年
(
とし
)
の
若
(
わか
)
いに
乘
(
のり
)
かへるが
隨
(
ずゐ
)
一であらう
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
活
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
“活地”で始まる語句
活地獄