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汚
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け
ふりがな文庫
“
汚
(
け
)” の例文
草
(
くさ
)
むしりに
庭掃除
(
にはさうぢ
)
ぐらゐはとて、六十
男
(
をとこ
)
のする
仕事
(
しごと
)
ぞかし、
勿躰
(
もつたい
)
なや
古事記
(
こじき
)
舊事記
(
くじき
)
を
朝夕
(
あさゆふ
)
に
開
(
ひ
)
らきて、
万葉集
(
まんえふしふ
)
に
不審紙
(
ふしんがみ
)
をしたる
手
(
て
)
を、
泥鉢
(
どろばち
)
のあつかひに
汚
(
け
)
がす
事
(
こと
)
と
人
(
ひと
)
は
知
(
し
)
らねど
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
いくら運動と名がついても、主人の時々実行するような、読んで字のごとき運動はどうも運動の神聖を
汚
(
け
)
がす者だろうと思う。
勿論
(
もちろん
)
ただの運動でもある刺激の
下
(
もと
)
にはやらんとは限らん。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
本堂の正面にも
金泥
(
きんでい
)
の
額
(
がく
)
が
懸
(
かか
)
って、鳥の
糞
(
ふん
)
か、紙を
噛
(
か
)
んで
叩
(
たた
)
きつけたのか点々と筆者の神聖を
汚
(
け
)
がしている。八寸角の
欅柱
(
けやきばしら
)
には、のたくった草書の
聯
(
れん
)
が読めるなら読んで見ろと
澄
(
すま
)
してかかっている。
趣味の遺伝
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
出
(
い
)
でつ
漸々
(
やう/\
)
東京
(
こゝ
)
へは
着
(
つ
)
きし
物
(
もの
)
の
當處
(
あてど
)
なければ
御行衛
(
おゆくゑ
)
更
(
さら
)
に
知
(
し
)
るよしなく
樣々
(
さま/″\
)
の
憂
(
う
)
き
艱難
(
かんなん
)
も
御目
(
おめ
)
にかゝる
折
(
をり
)
の
褒
(
ほ
)
められ
種
(
ぐさ
)
にと
且
(
か
)
つは
心
(
こゝろ
)
に
樂
(
たの
)
しみつゝ
賤
(
いや
)
しい
仕業
(
しわざ
)
も
身
(
み
)
は
清
(
きよ
)
し
行
(
おこな
)
ひさへ
汚
(
け
)
がれずばと
都乙女
(
みやこおとめ
)
の
錦
(
にしき
)
の
中
(
なか
)
へ
木綿衣類
(
もめんぎもの
)
に
管笠
(
すげがさ
)
脚袢
(
きやはん
)
は
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
汚
常用漢字
中学
部首:⽔
6画
“汚”を含む語句
汚穢
汚涜
汚点
薄汚
汚濁
意地汚
汚物
口汚
汚水
汚塵
汚染
小汚
汚辱
汚名
面汚
汚泥
穢汚
爺々汚
汚穢屋
染汚
...