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爺々汚
読み方 | 割合 |
じじむさ | 66.7% |
ぢゞむさ | 33.3% |
「いくら保養でも、
家へ帰ると、少しは
気疲が出るものよ。けれどもあなたは
余まり
爺々汚いわ。
後生だから
一休したら御湯に行って頭を刈って
髭を
剃って来てちょうだい」
髪はそれほどでもないが、
剃る事のできないで不本意らしく
爺々汚そうに生えた
髯に至っては、見るから
憐れであった。余は一人の兄の太く
逞しい髯の色をいまだに記憶している。
いくら
保養でも、
家へ
歸ると、
少しは
氣疲が
出るものよ。けれども
貴方は
餘まり
爺々汚いわ。