“染汚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんお50.0%
せんを50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
書道を楽しんでいた時の眼の色ではない、無邪気だと苦り切った迷惑千万の色でもないのです——よく現われたところの貪婪どんらんなる染汚せんおの色が、三つの眼いっぱいにみなぎって来たのです。
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
然れども基督キリストの本旨は善人を救ふにあらず、不善を善にへすにあれば、われは始めに染汚せんをの慾情を以て入り来りしものも、のちには極めて浄潔なる聖念に満たさるゝ様にならん事を願ふなり。
各人心宮内の秘宮 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)