“染井”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そめい81.8%
そめゐ18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
嶺松寺の廃せられた時、その事にあずかった寺々に問うたが、池田氏の墓には檀家がなかったらしい。当時無縁の墓を遷した所は、染井そめい共同墓地であった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
田端たばただの、道灌山どうかんやまだの、染井そめいの墓地だの、巣鴨すがもの監獄だの、護国寺ごこくじだの、——三四郎は新井あらい薬師やくしまでも行った。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
首をかしげて考へたが、おとよはう着々ちやく/\はなしを進めて染井そめゐの墓地の地代ぢだいが一つぼいくら、寺への心付こゝろづけがうのかうのと
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
この寺は——慈眼寺じげんじといふ日蓮にちれん宗の寺は震災よりも何年か前に染井そめゐ墓地ぼちのあたりに移転してゐる。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)