“そめい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
染井90.0%
染出10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遺骨が新橋に帰着したは五月三十日で、越えて三日葬儀は染井そめい墓地の信照庵に営まれた。会葬するもの数百人。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
あちらの方はあの団子坂の方から染井そめい王子おうじへ行く人で人通りも有りますし……それに店賃たなちんも安いと申すことでございますから、只今では白山へ引越ひっこしまして
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
一年ひととせ、比野大納言、まだお年若としわかで、京都御名代ごみょうだいとして、日光の社参しゃさんくだられたを饗応きょうおうして、帰洛きらくを品川へ送るのに、資治やすはる卿の装束しょうぞくが、藤色ふじいろなる水干すいかんすそき、群鵆むらちどりを白く染出そめいだせる浮紋うきもん
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)