“せんお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
染悪50.0%
染汚50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
横の両眼は悪心降伏あくしんごうぶくの害毒削除の威力を示すが、竪の淫眼のみは、いつでも貪著と、染悪せんおと、醜劣と、汚辱おじょくとを覗いてやまぬものだ
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
書道を楽しんでいた時の眼の色ではない、無邪気だと苦り切った迷惑千万の色でもないのです——よく現われたところの貪婪どんらんなる染汚せんおの色が、三つの眼いっぱいにみなぎって来たのです。
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)