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母樣
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つかさん
ふりがな文庫
“
母樣
(
つかさん
)” の例文
新字:
母様
夫
(
それ
)
では
最
(
も
)
う
私
(
わたし
)
は
戻
(
もど
)
ります、
亥之
(
いの
)
さんが
歸
(
かへ
)
つたらば
宜
(
よろ
)
しくいふて
置
(
お
)
いて
下
(
くだ
)
され、お
父樣
(
とつさん
)
もお
母樣
(
つかさん
)
も
御機嫌
(
ごきげん
)
よう、
此次
(
このつぎ
)
には
笑
(
わら
)
ふて
參
(
まゐ
)
りまするとて
是非
(
ぜひ
)
なさゝうに
立
(
たち
)
あがれば
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「知つてるよ。お
母樣
(
つかさん
)
のお腹から生れて來たんだ。」
貝殻追放:016 女人崇拝
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
私は申譯のない御無沙汰して居りましたが貴君もお
母樣
(
つかさん
)
も御機嫌よくいらつしやりますかと問へば、いや最う私は
嚏
(
くさみ
)
一つせぬ位、お袋は時たま例の血の道と言ふ奴を始めるがの
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
私
(
わたし
)
は
申譯
(
まをしわけ
)
のない
御無沙汰
(
ごぶさた
)
して
居
(
を
)
りましたが
貴君
(
あなた
)
もお
母樣
(
つかさん
)
も
御機嫌
(
ごきげん
)
よくいらつしやりますかと
問
(
と
)
へば、いや
最
(
も
)
う
私
(
わし
)
は
嚔
(
くさみ
)
一つせぬ
位
(
くらゐ
)
、お
袋
(
ふくろ
)
は
時
(
とき
)
たま
例
(
れい
)
の
血
(
ち
)
の
道
(
みち
)
と
言
(
い
)
ふ
奴
(
やつ
)
を
始
(
はじ
)
めるがの
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
よ、お
前
(
まへ
)
が
此樣
(
このやう
)
な
病氣
(
びやうき
)
になつてから、お
父樣
(
とつさん
)
もお
母樣
(
つかさん
)
も
一晩
(
ひとばん
)
もゆるりとお
眠
(
やすみ
)
になつた
事
(
こと
)
はない、お
疲
(
つか
)
れなされてお
痩
(
や
)
せなされて
介抱
(
かいはう
)
して
居
(
ゐ
)
て
下
(
くだ
)
さるのを
孝行
(
かう/\
)
のお
前
(
まへ
)
に
何故
(
なぜ
)
わからない
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
母親
(
はゝおや
)
は
無
(
な
)
けなしの
巾着
(
きんちやく
)
さげて
出
(
で
)
て
駿河臺
(
するがだい
)
まで
何程
(
いくら
)
でゆくと
門
(
かど
)
なる
車夫
(
しやふ
)
に
聲
(
こゑ
)
をかくるを、あ、お
母樣
(
つかさん
)
それは
私
(
わたし
)
がやりまする、
有
(
あり
)
がたう
御座
(
ござ
)
んしたと
温順
(
おとな
)
しく
挨拶
(
あいさつ
)
して、
格子戸
(
かうしど
)
くゞれば
顏
(
かほ
)
に
袖
(
そで
)
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
母
常用漢字
小2
部首:⽏
5画
樣
部首:⽊
15画
“母”で始まる語句
母
母屋
母親
母子
母様
母娘
母家
母衣
母者人
母上