「お母さん、私は何處から生れて來たの。」 「それはね、遠くの遠くの方から鸛の鳥が銜へて來て、家の煙突の中に落して行つたのです。」 西洋の子供も、自分達が何處から生れて來たかを訝かしがつて、執拗く問ひただしては母親を困らせるさうである。まこと …
著者 | 水上滝太郎 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「三田文學」1919(大正8)年12月号 |
文字種別 | 旧字旧仮名 |
読書目安時間 | 約14分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約24分(300文字/分) |
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