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木鋤
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こすき
ふりがな文庫
“
木鋤
(
こすき
)” の例文
余
(
よ
)
は人に
助
(
たす
)
けられて
高所
(
たかきところ
)
に
逃登
(
にげのぼ
)
り
遙
(
はるか
)
に
駅中
(
えきちゆう
)
を
眺
(
のぞめ
)
ば、
提灯
(
ちやうちん
)
炬
(
たいまつ
)
を
燈
(
とも
)
しつれ大勢の男ども
手
(
てに
)
々に
木鋤
(
こすき
)
をかたげ、雪を
越
(
こえ
)
水を
渉
(
わたり
)
て
声
(
こゑ
)
をあげてこゝに
来
(
きた
)
る。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
年雄
(
としお
)
さんは
堅
(
かた
)
い
雪
(
ゆき
)
をわるのに、
鉄
(
てつ
)
のシャベルを
持
(
も
)
ち、とめ
子
(
こ
)
さんは、
小
(
ちい
)
さな
木鋤
(
こすき
)
を
持
(
も
)
っていました。
雪消え近く
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
持
(
もち
)
たる
木鋤
(
こすき
)
にて和尚を
掘
(
ほり
)
いだしければ、和尚大に
笑
(
わら
)
ひ
身
(
み
)
うちを見るに
聊
(
いさゝか
)
も
疵
(
きず
)
うけず、
耳
(
みゝ
)
に
掛
(
かけ
)
たる
眼鏡
(
めかね
)
さへつゝがなく
不思議
(
ふしぎ
)
の命をたすかり給ひぬ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
三
人
(
にん
)
は、シャベルも、
木鋤
(
こすき
)
も、
雪
(
ゆき
)
の
上
(
うえ
)
へほうり
出
(
だ
)
してお
家
(
うち
)
へ
入
(
はい
)
りました。三
人
(
にん
)
は、おしるこもうまかったが、それよりか
大
(
おお
)
きなみかんが、なによりうれしかったのです。
雪消え近く
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
掘
(
ほる
)
とは
椈
(
ぶな
)
の木にて作りたる
木鋤
(
こすき
)
にて
土
(
つち
)
を
掘
(
ほる
)
ごとくして
取捨
(
とりすつ
)
るを
里言
(
りげん
)
に雪を掘といふ、
已
(
すで
)
に初編にもいへり。かやうにせざれば雪の
重
(
おもき
)
に
屋
(
いへ
)
を
潰
(
つぶす
)
ゆゑなり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
それで
朝
(
あさ
)
から
外
(
そと
)
に
出
(
で
)
て
木鋤
(
こすき
)
で、
雪
(
ゆき
)
をわってはそれを
力
(
ちから
)
いっぱい
遠
(
とお
)
く
畠
(
はたけ
)
の
方
(
ほう
)
へとなげていました。
雪消え近く
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
掘
(
ほる
)
とは
椈
(
ぶな
)
の木にて作りたる
木鋤
(
こすき
)
にて
土
(
つち
)
を
掘
(
ほる
)
ごとくして
取捨
(
とりすつ
)
るを
里言
(
りげん
)
に雪を掘といふ、
已
(
すで
)
に初編にもいへり。かやうにせざれば雪の
重
(
おもき
)
に
屋
(
いへ
)
を
潰
(
つぶす
)
ゆゑなり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
此
屋上
(
やね
)
の雪は冬のうちしば/\掘のくる度々に、
木鋤
(
こすき
)
にてはからず
屋上
(
やね
)
を
損
(
そん
)
ずる㕝あり。我国の
屋上
(
やね
)
おほかたは
板葺
(
いたぶき
)
なり、屋根板は他国に
比
(
くらぶ
)
れば
厚
(
あつ
)
く
広
(
ひろ
)
し。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
これを
擢
(
つく
)
に雪を
掘
(
ほる
)
木鋤
(
こすき
)
を用ふ、力にまかせて擢ゆゑに
空
(
そら
)
にあがる㕝甚高し。かやうに大なる羽子ゆゑに
童
(
わらべ
)
はまじらず、あらくれたる男女うちまじり、はゞきわらぐつなどにて
此戯
(
このたはふれ
)
をなすなり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
鋤
漢検準1級
部首:⾦
15画
“木”で始まる語句
木
木立
木綿
木偶
木枯
木乃伊
木蔭
木履
木精
木樵