木登きのぼ)” の例文
「よし、ぼくのぼっていってろうや。」と、勇敢ゆうかんで、元気げんきで、木登きのぼりの上手じょうず小田おだがかしののぼりはじめました。小田おだは、したふとえだったとき
すずめの巣 (新字新仮名) / 小川未明(著)
北海道ほつかいどうくまは、みんなあかぐま種類しゆるい内地ないちんでゐるくまとはちがひます。からだ全體ぜんたいくろかほだけが茶色ちやいろのや、かたからむねしろまだらのあるのもゐます。木登きのぼりも水泳みづおよぎも非常ひじよう上手じようずです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
わしがも毎日まいんちのやうにかきのぼつてゝ木登きのぼりは上手じやうずなんだから、それもあめでもつたばかしならつる/\してあしかゝんねえもんだがあめんねえし、そんなこたねえはずなんだが
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
木登きのぼりは、また竹童の得意とくいとするところ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
むらおんなで、おときといって、おれとおなじとしがあって、こまもまわせば木登きのぼりも上手じょうずだった。
こま (新字新仮名) / 小川未明(著)
相撲すもうをとったり、はしりっこをしたのでは、いつでもいちばんに上手じょうずだといわれなかったけれど、木登きのぼりにかけては、自分じぶんは、だれにもけないという自信じしんができました。
高い木と子供の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あるとき、みんなで木登きのぼりをしたときに、善吉ぜんきちはだれよりも上手じょうずでありました。
高い木と子供の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ぜんちゃん、きみは、木登きのぼりがうまいんじゃないか?」
高い木と子供の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)