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敵國
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てきこく
今敵國深く
侵して、
邦内騷動し、
士卒、
境に
(一七)暴露す。
君寢ねて
席を
安んぜず、
食うて
味を
甘しとせず。百
姓の
命皆君に
懸かる。
物の
數にも
足らぬ
海獸なれど、あれを
敵國の
艦隊に
譬ふれば
如何にと、
電光艇は
矢庭に
三尖衝角を
運轉して、
疾風電雷の
如く
突進すれば、あはれ、
海の
王なる
巨鯨の
五頭七頭は
微塵となつて
起曰く、『三
軍に
將として
士卒をして
死を
樂しましめ、
敵國をして
敢て
謀らざらしむるは、
子、
起に
孰れぞ』と。
文曰く、『
子に
如かず』と。
...
若し
君、
徳を
修めずんば
(八六)舟中の
人盡く
敵國たらん』と。
武矦曰く『
善し』と。
(八七)即ち
呉起を
封じて
西河の
守と
爲す。
甚だ
(八八)聲名有り。