“てきこく”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:テキコク
語句割合
敵國42.9%
敵国28.6%
清国28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ものかずにもらぬ海獸かいじうなれど、あれを敵國てきこく艦隊かんたいたとふれば如何いかにと、電光艇でんくわうてい矢庭やにわ三尖衝角さんせんしようかく運轉うんてんして、疾風しつぷう電雷でんらいごと突進とつしんすれば、あはれ、うみわうなる巨鯨きよげい五頭ごとう七頭しちとう微塵みぢんとなつて
多数の爆弾を抱いて無人の成層圏機の大群たいぐんを無電操縦で敵国てきこくめがけて飛ばし、無人であるがゆえに、勇猛果敢ゆうもうかかん(?)なる自爆的じばくてき爆撃をやらせることも可能ではないかと思う。
成層圏飛行と私のメモ (新字新仮名) / 海野十三(著)
日本軍の中には赤十字の義務をまっとうして、敵より感謝状を送られたる国賊あり。しかれどもまた敵愾心てきがいしんのために清国てきこくの病婦をとらへて、犯しはずかしめたる愛国の軍夫あり。委細はあとより。
海城発電 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)