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整然
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せいぜん
ふりがな文庫
“
整然
(
せいぜん
)” の例文
音楽に
歩調
(
ほちょう
)
をあわせて
整然
(
せいぜん
)
と進んで行くのを見ていると「えらいものだ! 音楽がわかる」と口をすべらしそうだ。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
あまり
整然
(
せいぜん
)
と飾りたててはありませんが、その美しさは、いつまで見ていてもあきることはありませんでした。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
構図の
整然
(
せいぜん
)
としたおもむき、なだらかな描写にこもるはりつめた気力という点で、この一編はたしかに、かれの長い作品系列のなかでも、一種特別な位置をしめていると言っていい。
「ヴェニスに死す」解説
(新字新仮名)
/
実吉捷郎
(著)
構図の
整然
(
せいぜん
)
としたおもむき、なだらかな描写にこもるはりつめた気力という点で、この一編はたしかに、かれの長い作品系列のなかでも、一種特別な位置をしめていると言っていい。
ヴェニスに死す
(新字新仮名)
/
パウル・トーマス・マン
(著)
休
(
やす
)
んで
拔
(
ぬ
)
けた
所
(
ところ
)
さへ
大抵
(
たいてい
)
は
其儘
(
そのまゝ
)
にして
放
(
はふ
)
つて
置
(
お
)
いた。
彼
(
かれ
)
は
下宿
(
げしゆく
)
の
机
(
つくゑ
)
の
上
(
うへ
)
に、
此
(
この
)
ノートブツクを
奇麗
(
きれい
)
に
積
(
つ
)
み
上
(
あ
)
げて、
何時
(
いつ
)
見
(
み
)
ても
整然
(
せいぜん
)
と
秩序
(
ちつじよ
)
の
付
(
つ
)
いた
書齋
(
しよさい
)
を
空
(
から
)
にしては、
外
(
そと
)
を
出歩
(
であ
)
るいた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
よくも
斯
(
かゝ
)
る
絶島
(
ぜつたう
)
にかく
迄
(
まで
)
整然
(
せいぜん
)
たる
凖備
(
じゆんび
)
の
出來
(
でき
)
た
事
(
こと
)
よと
怪
(
あや
)
しまるゝばかりで、これ
等
(
ら
)
の
諸
(
しよ
)
機械
(
きかい
)
諸
(
しよ
)
材料
(
ざいりよう
)
は、すべて二
年
(
ねん
)
以前
(
いぜん
)
に、
櫻木大佐
(
さくらぎたいさ
)
が
大帆船
(
だいはんせん
)
浪
(
なみ
)
の
江丸
(
えまる
)
に
搭載
(
たうさい
)
して、
此
(
この
)
島
(
しま
)
に
運搬
(
うんぱん
)
し
來
(
きた
)
つたもので
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
そして、それらは
旗鼓
(
きこ
)
整然
(
せいぜん
)
と、時もひとつに、大江の一点へ流れていた。
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
土藏の中は
整然
(
せいぜん
)
として、物の亂れた樣子は少しもなかつたのです。
銭形平次捕物控:154 凧の詭計
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
此
(
この
)
魚形水雷
(
ぎよけいすいらい
)
は、
其
(
その
)
全長
(
ぜんちやう
)
僅
(
わず
)
かに二
呎
(
ヒート
)
三
吋
(
インチ
)
、
最大
(
さいだい
)
直徑
(
ちよくけい
)
三
吋
(
インチ
)
に
※
(
す
)
ぎず、
之
(
これ
)
を
今日
(
こんにち
)
の
海戰
(
かいせん
)
に
專
(
もつぱ
)
ら
行
(
おこな
)
はるゝ
保氏魚形水雷
(
ホルランドしぎよけいすいらい
)
に
比
(
ひ
)
すると、
其
(
その
)
大
(
おほい
)
さは七
分
(
ぶん
)
の一にも
足
(
た
)
らぬが、
氣室
(
きしつ
)
、
浮室
(
ふしつ
)
、
尾片等
(
びへんとう
)
の
設備
(
せつび
)
整然
(
せいぜん
)
として
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
“整然”の意味
《名詞》
整然(せいぜん)
正しく整っていること。
(出典:Wiktionary)
整
常用漢字
小3
部首:⽁
16画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“整”で始まる語句
整
整頓
整理
整々
整備
整理緊縮
整列
整理掛
整骨醫
整理棚