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敬服
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けいふく
ふりがな文庫
“
敬服
(
けいふく
)” の例文
殊
(
こと
)
に
書
(
か
)
いたものに
敬服
(
けいふく
)
してゐたM、K
氏
(
し
)
は
名前
(
なまえ
)
を
知
(
し
)
つてゐるだけで、
私
(
わたし
)
には、
初対面
(
しよたいめん
)
であつたが、
少
(
すこ
)
しも
気取
(
きど
)
らない、ヒユモリストであるので
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
そうしたら、
僕
(
ぼく
)
は、
敬服
(
けいふく
)
するがなあといって、
令
(
れい
)
ちゃんは、
一人
(
ひとり
)
の
子供
(
こども
)
が
手
(
て
)
に
持
(
も
)
っているどんぐりを一つもらって、
道
(
みち
)
の
遠
(
とお
)
くへ
置
(
お
)
いてきたのですって。
金歯
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私
(
わたくし
)
は
貴方
(
あなた
)
が
總
(
すべ
)
てを
綜合
(
そうがふ
)
する
傾向
(
けいかう
)
を
有
(
も
)
つてゐるのを、
面白
(
おもしろ
)
く
感
(
かん
)
じ
且
(
か
)
つ
敬服
(
けいふく
)
致
(
いた
)
したのです、
又
(
また
)
貴方
(
あなた
)
が
今
(
いま
)
述
(
の
)
べられた
私
(
わたくし
)
の
人物評
(
じんぶつひやう
)
は、
唯
(
たゞ
)
感心
(
かんしん
)
する
外
(
ほか
)
は
有
(
あ
)
りません。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
暴虎馮河
(
ぼうこひょうが
)
の
徒
(
と
)
には
孔子
(
こうし
)
は
与
(
くみ
)
せずといったが、世俗はいまだ彼らに
敬服
(
けいふく
)
する。
昔時
(
せきじ
)
、ローマ時代には徳という字と勇気という字とは二つ別々に存在しなかった。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
諸君のまじめな研究は外国語の知識に
乏
(
とぼ
)
しい私の
羨
(
うら
)
やみかつ
敬服
(
けいふく
)
するところではあるが、諸君はその研究から利益とともにある
禍
(
わざわ
)
いを受けているようなことはないか。
弓町より
(新字新仮名)
/
石川啄木
(著)
▼ もっと見る
私
(
わたし
)
は
舌
(
した
)
を
巻
(
ま
)
きました、なか/\
批評
(
ひゝやう
)
どころではない、
敬服
(
けいふく
)
して
了
(
しま
)
つたのです、
因
(
そこ
)
で考へた、
彼
(
かれ
)
が二
年
(
ねん
)
晩
(
おく
)
れて
予備門
(
よびもん
)
に入つて来たのは、
意味
(
いみ
)
無くして
遅々
(
ぐづ/\
)
して
居
(
ゐ
)
たのではない
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
さすがは
一火
(
いっか
)
先生、それほどまでのご
用意
(
ようい
)
があろうとは、
石見守
(
いわみのかみ
)
も
敬服
(
けいふく
)
にたえませんです。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
私
(
わたくし
)
は
貴方
(
あなた
)
が
総
(
すべ
)
てを
綜合
(
そうごう
)
する
傾向
(
けいこう
)
をもっているのを、
面白
(
おもしろ
)
く
感
(
かん
)
じかつ
敬服
(
けいふく
)
致
(
いた
)
したのです、また
貴方
(
あなた
)
が
今
(
いま
)
述
(
の
)
べられた
私
(
わたくし
)
の
人物評
(
じんぶつひょう
)
は、ただ
感心
(
かんしん
)
する
外
(
ほか
)
はありません。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
ことごとくこの議論には
敬服
(
けいふく
)
はせられぬけれども、議論にあらずして実際において、
劣等人種
(
れっとうじんしゅ
)
もしくは
修養
(
しゅうよう
)
なき者は感情ことに小さな
女々
(
めめ
)
しい感情に左右せらるること多きを思って
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
敬
常用漢字
小6
部首:⽁
12画
服
常用漢字
小3
部首:⽉
8画
“敬服”で始まる語句
敬服尊敬