トップ
>
感応
>
かんおう
ふりがな文庫
“
感応
(
かんおう
)” の例文
旧字:
感應
純一は何事をも忘れて
寐
(
ね
)
ようと思ったが、とても寐附かれそうにはない。過度に緊張した神経が、どんな微細な刺戟にも異様に
感応
(
かんおう
)
する。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
何
(
なに
)
しろ
山霊
(
さんれい
)
感応
(
かんおう
)
あつたか、
蛇
(
へび
)
は
見
(
み
)
えなくなり
暑
(
あつ
)
さも
凌
(
しの
)
ぎよくなつたので
気
(
き
)
も
勇
(
いさ
)
み
足
(
あし
)
も
捗取
(
はかど
)
つたが
程
(
ほど
)
なく
急
(
きふ
)
に
風
(
かぜ
)
が
冷
(
つめ
)
たくなつた
理由
(
りいう
)
を
会得
(
ゑとく
)
することが
出来
(
でき
)
た。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
此日
(
このひ
)
の
会
(
くわい
)
の
雅
(
みやび
)
なりしを
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
して、詩を作らう、詩を作らう、
和韻
(
わゐん
)
に人を
驚
(
おどろ
)
かしたいものと
悶
(
もだ
)
へしが、
一心
(
いつしん
)
凝
(
こ
)
つては
不思議
(
ふしぎ
)
の
感応
(
かんおう
)
もあるものにて、
近日
(
きんじつ
)
突然
(
とつぜん
)
として
左
(
さ
)
の
一詩
(
し
)
を
得
(
え
)
たり
隅田の春
(新字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
苦行
(
くぎやう
)
して
祈
(
いの
)
ればいづれの神仏も
感応
(
かんおう
)
ある事を
童蒙
(
どうもう
)
に
示
(
しめ
)
す。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
既
(
すで
)
に
鬼神
(
きじん
)
に
感応
(
かんおう
)
ある、
芸術家
(
げいじゆつか
)
に
対
(
たい
)
して、
坊主
(
ばうず
)
の
言語
(
げんご
)
と
挙動
(
きよどう
)
は、
何
(
なん
)
となく
嘗
(
な
)
め
過
(
す
)
ぎたやうに
思
(
おも
)
はれたから……
其
(
そ
)
のまゝ
肩
(
かた
)
を
聳
(
そび
)
やかして、
三
(
み
)
つ
四
(
よ
)
つ
輝
(
かゞや
)
く
星
(
ほし
)
を
取
(
と
)
つて、
直
(
たゞ
)
ちに
額
(
ひたひ
)
を
飾
(
かざ
)
る
意気組
(
いきぐみ
)
。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
感
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
応
常用漢字
小5
部首:⼼
7画
“感応”で始まる語句
感応寺
感応編
感応院
感応音