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式部
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しきぶ
ふりがな文庫
“
式部
(
しきぶ
)” の例文
お
絹
(
きぬ
)
とは
何人
(
なんぴと
)
ぞ、
君
(
きみ
)
驚
(
おどろ
)
く
勿
(
なか
)
れ、
藝者
(
げいしや
)
でも
女郎
(
ぢよらう
)
でもない、
海老茶
(
えびちや
)
式部
(
しきぶ
)
でも
島田
(
しまだ
)
の
令孃
(
れいぢやう
)
でもない、
美人
(
びじん
)
でもない、
醜婦
(
しうふ
)
でもない、たゞの
女
(
をんな
)
である
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
女子薫子の父若江量長は伏見宮家職の筆頭で、
殿上人
(
てんじやうびと
)
の家格のあつた人である。この若江氏はもと菅原氏で、その先は
式部
(
しきぶ
)
権大輔
(
ごんのたいふ
)
菅原公輔の
男
(
だん
)
在公から出てゐる。
津下四郎左衛門
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
竹内
式部
(
しきぶ
)
、
山県大弐
(
やまがただいに
)
。カムフラージュされた形で
賀茂真淵
(
かもまぶち
)
、
本居宣長
(
もとおりのりなが
)
以下の国学派がそれである。
尊攘戦略史
(新字新仮名)
/
服部之総
(著)
そのうちで、同じ通り二丁目の金貸、
裏店
(
うらだな
)
ながら、
式部
(
しきぶ
)
小路に乗出している、浅田屋治平から借りた二千両が、先月いっぱいに返さないと大変なことになる、沢屋が店を
銭形平次捕物控:376 橋の上の女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
天正の
式部
(
しきぶ
)
になれ、現代の新しい
納言
(
なごん
)
になれ、などとはいかにもこの少女のよろこびそうな
煽動
(
せんどう
)
だが、
戦
(
いくさ
)
の出先の
路傍
(
ろぼう
)
で拾った一少女にも、すぐそんな同情と励みを約して連れ帰るなどは
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
小町
(
こまち
)
が
色
(
いろ
)
を
衒
(
て
)
らふ
島田髷
(
しまだまげ
)
の
寫眞鏡
(
しやしんきやう
)
、
式部
(
しきぶ
)
が
才
(
さい
)
にほこる
英文和譯
(
ゑいぶんわやく
)
、つんで
机上
(
きじよう
)
にうづたかけれども
此男
(
このおとこ
)
なんの
望
(
のぞ
)
み
有
(
あ
)
りてか
有
(
あ
)
らずか、
仲人
(
なかうど
)
が
百
(
もヽ
)
さへづり
聞
(
きヽ
)
ながしにして
夫
(
そ
)
れなりけりとは
不審
(
いぶか
)
しからずや
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
夫
(
そ
)
れは
夫
(
そ
)
れは
押
(
おさ
)
へ
處
(
どころ
)
の
無
(
な
)
いお
方
(
かた
)
、まあ
今宵
(
こよひ
)
は
何處
(
どこ
)
へお
泊
(
とま
)
りにて、
昨日
(
あす
)
はどのやうな
嘘
(
うそ
)
いふてお
歸
(
かへ
)
り
遊
(
あそ
)
ばすか、
夕
(
ゆふ
)
かた
倶部樂
(
くらぶ
)
へ
電話
(
でんわ
)
をかけしに三
時
(
じ
)
頃
(
ごろ
)
にお
歸
(
かへ
)
りとの
事
(
こと
)
、
又
(
また
)
芳原
(
よしはら
)
の
式部
(
しきぶ
)
がもとへでは
無
(
な
)
きか
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
式
常用漢字
小3
部首:⼷
6画
部
常用漢字
小3
部首:⾢
11画
“式部”で始まる語句
式部卿
式部少輔
式部丞
式部大輔
式部卿宮
式部小路
式部省
式部大夫
式部親王家
式部大輔政岑