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寝室
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しんしつ
ふりがな文庫
“
寝室
(
しんしつ
)” の例文
旧字:
寢室
いきなりシューラの
両肩
(
りょうかた
)
を
掴
(
つか
)
んで、自分の
寝室
(
しんしつ
)
へ引っぱって行った。シューラは
心配
(
しんぱい
)
になって、
胸
(
むね
)
がどきりとした。ママはこういった。
身体検査
(新字新仮名)
/
フョードル・ソログープ
(著)
食堂から
寝室
(
しんしつ
)
に
厳
(
おごそ
)
かにやっていく時には、
元気
(
げんき
)
のいい
行進曲
(
マーチ
)
を
奏
(
そう
)
した。時によっては、
二人
(
ふたり
)
の
弟
(
おとうと
)
といっしょに
行列
(
ぎょうれつ
)
をつくった。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
「やれやれ、とうとうじぶんの
寝室
(
しんしつ
)
から追いだされてしまった。まるっきり、
夢
(
ゆめ
)
をみているのか、気がちがっているのか……わけがわからない」
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
船室では、同室の沢村さん松山さんが、いないときが多かったので、いつでも、自分の上段の
寝室
(
しんしつ
)
にあがり、
寝
(
ね
)
そべって、日記をつけていました。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
それから、その
像
(
ぞう
)
をひきおこさせ、じぶんの
寝室
(
しんしつ
)
のベッドのそばに立てさせました。そして、それを見るたびに、王さまは
涙
(
なみだ
)
をながしていいました。
忠義者のヨハネス
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
▼ もっと見る
こうなれば隠れている奴を引きずり出して、あやまらせてやるまではひかないぞと、心を
極
(
き
)
めて
寝室
(
しんしつ
)
の一つを開けて中を検査しようと思ったが開かない。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
強盗は、地主さんの
寝室
(
しんしつ
)
のドアを、コツコツとたたきましたので、地主さんは、女中でもなにか用事があってきたのかと思って、知らんふりしてねていました。
丘の銅像
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
居間や
寝室
(
しんしつ
)
や料理をつくるところや、
浴室
(
よくしつ
)
なんかも、ちゃんとできていて、この最地階だけでも、不自由なく実験をしたり起きふしができるようになっていた。
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
わたしは
一遍
(
いっぺん
)
に酔いがさめた。とはいえ、家へ
戻
(
もど
)
る
途中
(
とちゅう
)
で、わたしはやはり、ニワトコの
陰
(
かげ
)
の例のベンチのそばへ行って、ジナイーダの
寝室
(
しんしつ
)
の小窓を見上げた。
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
その下には
箪笥
(
たんす
)
の一ツも欲しいところだ。この部屋は
寝室
(
しんしつ
)
にでも当てるにふさわしく、二方が壁で窓の外には桐の
枝
(
えだ
)
がかぶさり、小里万造氏の台所口が遠くに見えた。
清貧の書
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
家には戸と
窓
(
まど
)
もちゃんとついていて、これがリスの
食堂
(
しょくどう
)
と
寝室
(
しんしつ
)
というわけです。そこで、みんなは木の葉っぱの
寝床
(
ねどこ
)
と、ミルク入れと、それからクルミを二つ三つ入れてやりました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
つくりものの鳥は、「皇帝のご
寝室
(
しんしつ
)
づき歌手」という、名前をいただき、位は左側第一位にのぼりました。皇帝は、心臓のある左側のほうが、右側よりもすぐれていると、思っていたからです。
ナイチンゲール
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
君見ずば心地死ぬべし
寝室
(
しんしつ
)
の桜あまりに白きたそがれ
桐の花
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
お姫さまはもうどうしていいかわからなくなりましたので、
侍女
(
じじょ
)
にいいつけて、王子の
寝室
(
しんしつ
)
にしのびこませました。
なぞ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
牧師
(
ぼくし
)
は、大またに
寝室
(
しんしつ
)
へひっかえすと、やにわに、すみっこにおいてあった
火
(
ひ
)
かき
棒
(
ぼう
)
をにぎりしめ、足音をしのばせて、音のするほうへとおりていった。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
みんな朝飯を食いに食堂に行った後のがらんとした
寝室
(
しんしつ
)
を、コックの
小母
(
おば
)
さんが、
掃除
(
そうじ
)
していましたが
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
父は外出しているし、母は気分が悪いから何も食べたくないと言って、
寝室
(
しんしつ
)
にとじこもっていたのだ。
従僕
(
じゅうぼく
)
たちの顔色から、わたしは何かしら変ったことが起きたなと察した。
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
須永はチョコレートの兵隊のように、わざと四角ばって、帆村の
寝室
(
しんしつ
)
を出ていった。
爬虫館事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ギャングは、
警官
(
けいかん
)
に追われて、この家に逃げこみ、ついさっきまでこの
寝室
(
しんしつ
)
にしのびこんでいたにちがいない。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
廊下の行詰りになった
壁
(
かべ
)
をおすと、
薄暗
(
うすぐら
)
い
寝室
(
しんしつ
)
で、ランプがついていて、マントルピイスの上が白く光るので、近よってみると、人骨がばらばらにおいてあるのでした。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
そこでポントスの
寝室
(
しんしつ
)
を調べてみると、ベッドはたしかに人の寝ていた
形跡
(
けいせき
)
があるが、ポントスは見えない。
尚
(
なお
)
もよく調べると、
床
(
ゆか
)
の上に
人血
(
じんけつ
)
の
滾
(
こぼ
)
れたのを拭いた跡が二三ヶ所ある。
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「今夜はおまえの
寝室
(
しんしつ
)
の
扉
(
とびら
)
をあけておきなさい。わしは
家来
(
けらい
)
たちをそとに立たせておく。あの男がねこんだら、ふみこんでいって、しばってしまい、
船
(
ふね
)
にのせて、遠くへつれていかせよう。」
いさましい ちびの仕立屋さん
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
あくる日になると母は、町へ
引揚
(
ひきあ
)
げると言い出した。その朝、父は母の
寝室
(
しんしつ
)
へ入って、長いこと二人きりでいた。父が何を言ったか、
誰
(
だれ
)
も聞いた者はないけれど、とにかく母はもう泣かなくなった。
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
“寝室”の解説
寝室(しんしつ、en: bed room)は、住宅(住居)において睡眠をとるための部屋。寝間(ねま)ともいう。
(出典:Wikipedia)
寝
常用漢字
中学
部首:⼧
13画
室
常用漢字
小2
部首:⼧
9画
“寝”で始まる語句
寝
寝衣
寝台
寝床
寝覚
寝転
寝惚
寝所
寝呆
寝起