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こじん
ふりがな文庫
“
古人
(
こじん
)” の例文
身體
(
からだ
)
が
弱
(
よわ
)
くおなりに
成
(
な
)
つてからは、「
湯豆府
(
ゆどうふ
)
の
事
(
こと
)
だ。……
古人
(
こじん
)
は
偉
(
えら
)
い。いゝものを
拵
(
こしら
)
へて
置
(
お
)
いてくれたよ。」と、
然
(
さ
)
うであつた。
湯どうふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
古人
(
こじん
)
曰
(
いは
)
く近きを
計
(
はか
)
れば
足
(
たら
)
ざるが如く遠きに渡れば乃ち餘り有りと爲す
我國
(
わがくに
)
聽訟
(
ちやうしよう
)
を云ふ者
大概
(
おほむね
)
青砥藤綱
(
あをとふぢつな
)
大岡忠相
(
おほをかたゞすけ
)
の兩氏が明斷を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
古人
(
こじん
)
の
曰
(
いわ
)
く「
言者身之文也
(
げんはみのぶんなり
)
」と。日本の
諺
(
ことわざ
)
にも「言葉は
立居
(
たちい
)
をあらわす」というが、これはただ
品
(
しな
)
や育ちを現すとの意でない、心持ちを知らすの意である。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
古人
(
こじん
)
燭をとって夜遊ぶさ。
今人
(
こんじん
)
の僕はこんな遊びをしている。あくどい、刺戟の強い、殺人淫楽的の遊びを!
鴉片を喫む美少年
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
一、初学の人
古人
(
こじん
)
の俳句を見て毫も解する能はざる者多しとなす。これ
畢竟
(
ひっきょう
)
古句を見る事の
少
(
すくな
)
きがためなり。古句解すべからずとて俳句は学びがたしと為すに及ばず。
俳諧大要
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
▼ もっと見る
銭勘定
(
ぜにかんぢやう
)
の事よりも記憶に散在してゐる
古人
(
こじん
)
の句をば
実
(
じつ
)
に
巧
(
うま
)
いものだと
思返
(
おもひかへ
)
すのであつた。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
翻憶古人樹下居
翻
(
ひるがえ
)
って
憶
(
おも
)
う
古人
(
こじん
)
の
樹下
(
じゅげ
)
に居せしを(『楊岐法会語録』)
僧堂教育論
(新字新仮名)
/
鈴木大拙
(著)
是
(
これ
)
余
(
よ
)
が
発明
(
はつめい
)
にあらず
諸書
(
しよしよ
)
に
散見
(
さんけん
)
したる
古人
(
こじん
)
の
説
(
せつ
)
也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
既
(
すで
)
に
古人
(
こじん
)
も
言
(
い
)
つた——
物之最小而可憎者
(
もののもつともせうにしてにくむべきは
)
、
蠅與鼠
(
はへとねずみ
)
である。
蠅以癡。鼠以黠。
(
はへはちをもつてしねずみはきつをもつてす
)
其害物則鼠過於蠅
(
そのものをがいするはすなはちねずみはへにすぐ
)
。
其擾人則蠅過於鼠
(
そのひとをみだすはすなはちはへねずみにすぐ
)
……しかも
驅蠅難於驅鼠
(
はへをかるはねずみをかるよりもかたし
)
。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
なにゆえにおのれはこのことにつき、かく熱するかを
篤
(
とく
)
と攻究したいのである。
凝
(
こ
)
っては思案に
能
(
あた
)
わずと、
古人
(
こじん
)
も教えている。
凝
(
こ
)
るとは熱するの
謂
(
いい
)
である。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
……よく
年
(
とし
)
よりが
言
(
い
)
つて
聞
(
き
)
かせた。——
飜
(
ひるがへ
)
つて
思
(
おも
)
ふに、
自
(
おのづ
)
から
忌
(
い
)
み
憚
(
はゞか
)
るやうに、
人
(
ひと
)
の
手
(
て
)
から
遠
(
とほ
)
ざけて、
渠等
(
かれら
)
を
保護
(
ほご
)
する、
心
(
こゝろ
)
あつた
古人
(
こじん
)
の
苦肉
(
くにく
)
の
計
(
はかりごと
)
であらうも
知
(
し
)
れない。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
黄白
(
こうはく
)
に至りては
精励
(
せいれい
)
克己
(
こっき
)
の
報
(
むく
)
いとして来たるものは決して少なくなかろう。
古人
(
こじん
)
の言にあるごとく
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
“古人”の意味
《名詞》
古 人(こじん、いにしえびと、ふるひと)
昔の人。
(出典:Wiktionary)
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“古人”で始まる語句
古人大兄