“精励”の読み方と例文
読み方割合
せいれい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
年少、早くも禅に心をひそめ、諸家の門を叩き、工夫をみ、また、文事にも精励せいれいして、号を静山と称し、その二十四、五歳の頃にはすでに
剣の四君子:04 高橋泥舟 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
技の優劣ゆうれつはとにかくとして春琴の方がより天才肌てんさいはだであり佐助は刻苦精励せいれいする努力家であったことだけは間違いがあるまい。
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
休暇になっても、安斉先生は相変わらずご精励せいれいだ。朝から学監室にめている。先生のせきばらいがきこえるきこえないでは若様がたの心得がちがう。
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)