トップ
>
取替
>
とりか
ふりがな文庫
“
取替
(
とりか
)” の例文
それに間違っていれば、すぐ
取替
(
とりか
)
えて来てもらわないと、
折角
(
せっかく
)
ここまで急いだ仕事が、また
後
(
おく
)
れるよ。急がば廻れ。念には念を入れということがある
もくねじ
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
まるで
取替
(
とりか
)
へる
価
(
あたひ
)
がないと
言
(
い
)
へば
其
(
それ
)
までだ、——あゝ、
其
(
それ
)
がために、
旧通
(
もとどほ
)
りお
浦
(
うら
)
を
隠
(
かく
)
して、
此
(
こ
)
の
木像
(
もくざう
)
を
突返
(
つきかへ
)
したのか。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「
取替
(
とりか
)
えて貰おう。」と、
霎時
(
しばらく
)
して重太郎は自分の枝を出した。お葉も自分の枝を出した。
春待顔
(
はるまちがお
)
に紅い蕾を着けた椿の
二枝
(
ふたえだ
)
は、二人の手に
因
(
よっ
)
て交換されたのである。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
今日直ぐに
書附
(
かきつけ
)
を
取替
(
とりか
)
わして美代吉だけを連れて
往
(
ゆ
)
きたいが
御得心
(
ごとくしん
)
かえ
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
あゝ、
其
(
それ
)
がため足場を取つては、
取替
(
とりか
)
へては、手を伸ばす、が
爪立
(
つまだ
)
つても、青い
巾
(
きれ
)
を巻いた、其の
振分髪
(
ふりわけがみ
)
、まろが
丈
(
たけ
)
は……
筒井筒
(
つついづつ
)
其の
半
(
なかば
)
にも届くまい。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
周玄は結納を
取替
(
とりか
)
わし無理無体に約定を
極
(
き
)
めて
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
用なしの
身体
(
からだ
)
ゆえ、客人が
其処
(
そこ
)
へ寄って、
路傍
(
みちばた
)
に立って、両方ともやたらに
飛車
(
ひしゃ
)
角
(
かく
)
の
取替
(
とりか
)
えこ、ころりころり
差違
(
さしちが
)
えるごとに、ほい、ほい、と言う勇ましい
懸声
(
かけごえ
)
で。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
言
(
い
)
はつしやる
事
(
こと
)
は
腑
(
ふ
)
に
落
(
お
)
ちた……
疾
(
はや
)
い
話
(
はなし
)
が、
此
(
こ
)
の
人
(
ひと
)
な
持
(
も
)
つて
行
(
い
)
つたは、
腹
(
はら
)
を
出
(
だ
)
いた
鮒
(
ふな
)
だで、
美
(
うつく
)
しい
奥様
(
おくさま
)
とは
取替
(
とりか
)
へぬ。……
鰭
(
ひれ
)
を
立
(
た
)
てた
魚
(
うを
)
を
持
(
も
)
ち
来
(
こ
)
い、
返
(
かへ
)
して
遣
(
や
)
ると、
恁
(
か
)
うだんべい。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
双方、
彼等
(
かれら
)
を
取替
(
とりか
)
へて、
御坊
(
ごぼう
)
は羽黒へ帰りついでに、其の
武士
(
さむらい
)
を
釣
(
つ
)
つて行く、
拙道
(
せつどう
)
は
一翼
(
ひとつばさ
)
、京へ
伸
(
の
)
して、其の
屑屋
(
くずや
)
を連れ参つて、大仏前の
餅
(
もち
)
を
食
(
く
)
はさうよ——御坊の厚意は無にせまい。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
替
常用漢字
中学
部首:⽈
12画
“取替”で始まる語句
取替事