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一册
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いつさつ
それを
一々説明すれば
百科の
學を
講釋することになり、それは
私には
出來ない
藝當であるのみならず、
一册の
本にはとうてい
收め
切れません。
手巾の
洗つたの、ビスミツト、
紙に
包んでありますよ。
寶丹、
鶯懷爐、それから
膝栗毛が
一册、いつも
旅と
云ふと
持つておいでなさいますが、
何になるんです。
この
一册の
本によつて
若い
人達に
考古學の
大體のお
話しをすることにいたしました。
私は、
先生が
名古屋あそびの
時の、
心得の
手帳を
持つてゐる。
餘白が
澤山あるからといつて、
一册下すつたものだが、
用意の
深い
方だから、
他見然るべからざるペイヂには
剪刀が
入つてゐる。
バスケツトの
上に、
小取𢌞しに
買つたらしい
小形の
汽車案内が
一册ある。