一册いつさつ)” の例文
新字:一冊
それを一々いち/\説明せつめいすれば百科ひやつかがく講釋こうしやくすることになり、それはわたしには出來できない藝當げいとうであるのみならず、一册いつさつほんにはとうていをされません。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
手巾ハンカチあらつたの、ビスミツト、かみつゝんでありますよ。寶丹はうたん鶯懷爐うぐひすくわいろ、それから膝栗毛ひざくりげ一册いつさつ、いつもたびふとつておいでなさいますが、なんになるんです。
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
この一册いつさつほんによつてわか人達ひとたち考古學こうこがく大體だいたいのおはなしをすることにいたしました。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
わたしは、先生せんせい名古屋なごやあそびのときの、心得こゝろえ手帳てちやうつてゐる。餘白よはく澤山たくさんあるからといつて、一册いつさつくだすつたものだが、用意よういふかかただから、他見たけんしかるべからざるペイヂには剪刀はさみはひつてゐる。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
バスケツトのうへに、小取𢌞ことりまはしにつたらしい小形こがた汽車案内きしやあんない一册いつさつある。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
一體いつたいじゆくでは小説せうせつ嚴禁げんきんなので、うつかり教師けうし見着みつかると大目玉おほめだまふのみならず、この以前いぜん三馬さんば浮世風呂うきよぶろ一册いつさつ沒收ぼつしうされて四週間ししうかん置放おきつぱなしにされたため、貸本屋かしほんやから嚴談げんだんつて、大金たいきんられ
怪談女の輪 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)