“ゑんどう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
豌豆83.3%
遠藤16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空洞(からり)と明(あか)るく成(な)つて畑(はたけ)にはしどろに倒(たふ)れ掛(かけ)た豌豆(ゑんどう)の花(はな)も心(こゝろ)よげに首(くび)を擡(もた)げて微笑(びせう)する。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
たゞ折々(をり/\)聞(きこゆ)るものは豌豆(ゑんどう)の莢(さや)が熱(あつ)い日に彈(はじ)けて豆(まめ)の飛(と)ぶ音(おと)か、草間(くさま)の泉(いづみ)の私語(さゝやく)やうな音、それでなくば食(く)ひ飽(あき)た鳥(とり)が繁茂(しげみ)の中(なか)で物疎(ものう)さうに羽搏(はゞたき)をする羽音(はおと)ばかり。熟過(つえすぎ)た無花果(いちじく)がぼたりと落ちる。
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
渡邊橋(わたなべばし)の天一坊の旅館(りよくわん)へ遣(つか)はさる兩人は玄關(げんくわん)より案内(あんない)に及べば取次は遠藤(ゑんどう)東次右衞門なり出て挨拶(あいさつ)に及ぶに兩人の與力(よりき)の申には我々は西(にし)町奉行松平日向守組與力(くみよりき)なるが天一坊殿に御重役(ごぢうやく)御意(ぎよい)得(え)たし少々御伺(おうかゞ)ひ申度儀ありと述(の)ぶ取次(とりつぎ)の遠藤東次右衞門は早速(さつそく)奧へ斯(かく)と通ぜんと先(まづ)兩人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
企てるには金子乏(とぼ)しくては大事成就覺束(おぼつか)なし第一に金子の才覺(さいかく)こそ肝要(かんえう)なれ其上にて計(はか)らふ旨(むね)こそあれ各々の深慮(しんりよ)は如何と申ければ天一坊進出(すゝみいで)て其金子の事にて思ひ出せし事あり某(それがし)先年九州へ下りし砌(みぎ)り藝州(げいしう)宮島(みやじま)にて出會(であひ)し者あり信州(しんしう)下諏訪(しもすは)の旅籠屋(はたごや)遠藤(ゑんどう)屋彌次六と云ふ者にて彼は相應(さうおう)の身代の者のよし語(かたら)ひ置(おき)し事も有ば此者を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)