“えんどうまめ”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
豌豆豆	66.7%
豌豆	33.3%

豌豆豆

現に彼処（あすこ）に教場に先生の机がある。先ず私たちは時間の合間（あいま）合間に砂糖わりの豌豆豆（えんどうまめ）を買って来て教場の中で食べる。その豌豆豆が残るとその残った豌豆豆を先生の机の抽斗（ひきだし）の中に入れて置く。

模倣と独立 (新字新仮名) ／ 夏目漱石(著)

海松（みる）ばかり打上げられる、寂しい秋の晩方なんざ、誰の発議だったか、小児が、あの手遊（おもちゃ）のバケツを振提（ぶらさ）げると、近所の八百屋へ交渉して、豌豆豆（えんどうまめ）を二三合……お三どんが風呂敷で提げたもんです。

沼夫人 (新字新仮名) ／ 泉鏡花(著)

豌豆

縁側から突飛（つきとば）したり…こんなに疵（きず）が有るよ、あのね裁縫（しごと）が出来ないに出来る振をして、お父さんが帰ると広げて出来る振をして居るの、お父さんが出て行（ゆ）くと、突然（いきなり）片付けて豌豆（えんどうまめ）が好きで

敵討札所の霊験 (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)