“みヽ”の漢字の書き方と例文
語句割合
耳100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
園(その)さまにも言(い)ひきかせたきこと多(おほ)くあれど我(わ)が口(くち)よりいはヾ又(また)耳(みヽ)に兩手(りようて)なるべし、不思議(ふしぎ)に縁(ゑん)のない人(ひと)に縁(ゑん)があるか馬鹿(ばか)らしきほど置(お)いてゆくが嫌(い)やな氣持(きもち)と
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
それゆへお耳(みヽ)が長(なご)ござる。
牛込(うしごめ)ちかくに下宿住居(げしゆくずまゐ)する森野敏(もりのさとし)とよぶ文學書生(ぶんがくしよせい)、いかなる風(かぜ)や誘(さそ)ひけん、果放(はか)なき便(たよ)りに令孃(ひめ)のうはさ耳(みヽ)にして、可笑(をか)しき奴(やつ)と笑(わら)つて聞(き)きしが、その獨栖(ひとりずみ)の理由(わけ)
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
お前(まへ)の耳(みヽ)は なぜ長(なが)い。
身(み)に引(ひき)うけて世話(せわ)をすること眞(しん)の兄弟(けうだい)も出來(でき)ぬ業(わざ)なり、これを色眼鏡(いろめがね)の世(よ)の人(ひと)にはほろ醉(よひ)の膝(ひざ)まくらに耳(みヽ)の垢(あか)でも取(と)らせる處(ところ)が見(み)ゆるやら、さりとは學士(がくし)さま寃罪(ゑんざい)の訴(うつた)へどころもなし。
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
彼(あ)の笑顏(ゑがほ)みたしとても及(およ)ぶ事(こと)にあらず、父君(ちヽぎみ)とても左(さ)なりかし、遠(とほ)く離(はな)れて面影(おもかげ)をしのばヽ、近(ちか)きには十倍(ばい)まして、深(ふか)かりし慈愛(じあい)の聲(こゑ)この耳(みヽ)を離(はな)れざるべし、是(こ)れによりてこそ此處(こヽ)をも捨(す)て
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)