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みゝ
ふりがな文庫
“みゝ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
耳
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
耳
(逆引き)
三四郎は広田さんの名前を是で三四遍
耳
(
みゝ
)
にしてゐる。さうして、水蜜桃の先生と青木堂の先生に、ひそかに広田さんの名を付けてゐる。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
耳
(
みゝ
)
を
傾
(
かたむ
)
けると、
何處
(
いづく
)
ともなく
鼕々
(
とう/\
)
と
浪
(
なみ
)
の
音
(
おと
)
の
聽
(
きこ
)
ゆるのは、
此
(
この
)
削壁
(
かべ
)
の
外
(
そと
)
は、
怒濤
(
どとう
)
逆卷
(
さかま
)
く
荒海
(
あらうみ
)
で、
此處
(
こゝ
)
は
確
(
たしか
)
に
海底
(
かいてい
)
數十
(
すうじふ
)
尺
(
しやく
)
の
底
(
そこ
)
であらう。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
その
耳
(
みゝ
)
の
許
(
もと
)
では、『
女
(
をんな
)
の
手
(
て
)
一つで』とか、『よくまああれだけにしあげたものだ』とかいふやうな、
微
(
かす
)
かな
聲々
(
こゑ/″\
)
が
聞
(
きこ
)
えるやうでもあつた。
悔
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
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